IUK NEWS

2022.11.30

音楽

国際文化学部音楽学科2022年度学生定期演奏会を開催

11月12日(土)、かごしま県民交流センター県民ホールにて、鹿児島国際大学音楽学科による2022年度学生定期演奏会が行われました。近年はコロナ禍により制限された演奏会となっていましたが、今年度は特に制限もせず、久しぶりに集客も行い、多くのお客様に足をお運び頂きました。


この演奏会では、学生が主体となり企画・運営を行うことで、演奏のみならずマネージメント力を身につけることも目的としており、学生から選ばれたスタッフを中心に念入りな準備・進行を行い、総勢44名の出演者が力を出し合った素晴らしい演奏会となりました。また、昨年度まではコロナ感染防止対策の一環として独奏のみのプログラムでしたが、今年度は作曲コース、および声楽コースによるアンサンブルも入るとても華やかな演出となり、大久保幸夫学長をはじめ、ご来場の皆様から好評を頂きました。


幕開けを飾った松元龍平さん(管弦打楽器演奏家課程4年/テューバ)は「 学生生活最後の年に学生定期演奏会の出演者に選ばれ、さらにはトップバッターという責任重大な役でとても緊張したが、舞台では楽しく演奏することができ、聴きに来てくださったお客様に良い演奏を届ける事ができたのではと思う。鹿児島国際大学に入学してからの4年間でたくさんの学びを得、たくさんの経験を積むことができた。この『宝物』を今後に活かせるよう、残りの大学生活を後悔のないように過ごしたい」と振り返ってくれました。


藤田佳奈恵さん(ピアノ演奏家課程4年)は「大学生活の4年間は辛いこともあったが、音楽を勉強することで、精神面でも学ぶことが多くあった。これからもご指導くださる先生、支えてくれる家族や友人に感謝の気持ちを持って、日々成長できるように研磨を続けていきたい」と今後の抱負を語り、島中輝士風さん(声楽コース3年/テノール)は「演奏中には穏やかな表情を浮かべているお客様や、音楽のリズムに乗ってくださるお客様など、色々な反応を肌で感じることが出来た。演奏後にはお客様より温かいお言葉もいただき、改めて演奏することの楽しさを実感した」と、久しぶりに聴衆の前で演奏することの喜びの声を伝えてくれました。


学生スタッフのリーダーを務めた山口りん花さん(管弦打楽器課程3年)からは「久しぶりの有観客ということで出演者・スタッフ一同、より良い演奏会にしたいという一心で取り組んできた。今回学生リーダーをさせて頂く中で、今まで経験したことの無い多くの学びがあった。サポートしてくださった先生方や職員の皆様、そして会場に足を運んでくださった皆様に改めて感謝の気持ちを伝えたい」と、無事に終了したことへの感謝の想いを聞くことが出来ました。


学生定期演奏会担当の馬原裕子准教授(声楽/ソプラノ)も「とにかく何事もなく、無事に終了したことが一番嬉しい。学生スタッフたちは最後まで本当によく頑張ってくれたし、出演者もお客様の前で演奏できることの喜びをかみしめることが出来たのではないか。コロナによって様々な不自由なことに耐えてきた後のこの喜びが、学生たちをさらに大きく成長させてくれるものと信じている」と、演奏会を通して一回り大きくなった学生たちの成長に喜びを感じながら、無事に演奏会を終えたことに感謝していました。

 

【出演学生】
(プログラム画像参照)

【学生スタッフ】
リーダー:山口りん花(3年)、サブリーダー:吉田樹永(3年)
ステージマネージャー:鈴木大翔(3年)、吉川虹二(2年)、西尾まりか・福島大地(1年)
録音・録画:新内航(4年)、西元菜々実・村上きらら(1年)
ドアマン:今村壮志(3年)、川村美咲(2年)
アナウンス:長友愛(1年)
受付:木ノ上夏唯・桑鶴涼花(2年)、髙田翔子・村岡祐佳(1年)
挿絵デザイン:シーラカンス(音楽学科学生4年)