IUK NEWS

2022.11.30

福祉社会学部

児童相談センター企画研修会 「発達障害の理解と⽀援」を開催

10 ⽉ 6 ⽇⽊曜⽇に、児童相談センターの永冨相談員が「発達障害の理解と⽀援」のテーマで、錦江台 まちづくり協議会との共催の研修会を開催しました。近年、発達障害という⽤語はメディアや書籍等で広く知られるようになりました。それは地域も同様で、特別な⽀援を必要とする⼦どもとして、保育所、学校、児童クラブ等でも⾒られることが増えてきています。⼀⽅で、特別な⽀援を必要とする⼦どもや保護者が地域で⽣活していくためには、周囲の理解や⽀援を必要としています。そのためにも、地域住⺠が発達障害について正しい理解と⽀援⽅法を知ることは⾮常に重要になってきていることから、今回のテーマが設定されました。

研修会が開始された後、「発達障害という⾔葉を聞いたことがある⼈はいますか?」という相談員の質問に対して、全ての参加者が⼿を挙がりました。その後、発達障害に関するクイズや診断されている著名な⼈たちの紹介から始まり、和やかな雰囲気で開催されました。普段、テレビで⾒聞きしている著名な⼈にも発達障害があることを知り、驚きの声があがっていました。また、発達障害である⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害の特徴について、相談員が関わってきたエピソードなどを含めた具体的に説明が⾏われると、参加者の⽅々からは頷きや驚きの表情などが⾒られました。 40 名近くの参加者が集まり会場は満席となったことから、地域の⽅々のテーマに関する興味の⾼さが 窺い知ることができました。

以下は参加者からの感想です。

  • できない事に⽬を向けるのではなく、その⼦にできる事を⼀緒に⾒つけて伸ばしてあげようと改めて思いました。
  • 発達障害について、しっかり分かっていないところがありましたので、種類があることも分かり、 ⾊々学ばせていただきました。⽀援の必要があるときは、少しでも⽀援していけたらと思います。
  • あらためて、障害について知ることができました。1 ⼈ひとりの個性として受けとめることが必要ですね。
  • 昔はあまり馴染みのなかった発達障害という⾔葉ですが、⾃分に⼦どもができてよく⽿にするようになりました。よく⽿にする割には詳しいことは分かっていませんでしたが、知識のない⼈にとってとっても分かりやすい説明で、⾮常に良い勉強になりました。

​最後に、今回の研修会を開催した感想として、発達障害という⽤語を聞いたことがあっても正しい知識や理解が浸透していないように感じました。⾝近になったからこそ、地域住⺠が正しい知識と理解を持ち、保護者や⼦どもを地域で⽀えることができる社会になれたらいいと思いました。そのためにも、今回のような研修会を継続して⾏っていきます。