IUK NEWS

2022.11.02

経済学部

経営学科・中西ゼミが福祉人材獲得イベントを開催

10月27日(木)、経営学科・中西ゼミが、福祉人材獲得イベントとして、「社会福祉法人と語る会」と「福祉の世界へGo!」を社会福祉法人ゆうかりの協力により開催しました。

1997年の福祉改革以降、社会福祉法人も企業的経営が求められるようになりましたが、それに必要な人材は不足しがちです。そこで、キャリア教育に力を入れる中西ゼミが、大学で企業経営を学ぶ中西ゼミ生に社会福祉法人のことを知ってもらい、就職先として検討してもらうことを目的として開催したのがこのイベントです。

「社会福祉法人と語る会」は就職活動を目前に控えた3年生が対象です。一方、「福祉の世界へGo!」は就職活動を終えた4年生が対象です。いずれも、(1)ワーク、(2)社会福祉法人ゆうかりの水流源彦理事長による福祉の動向に関する説明、(3)同法人の内村史章理事の講演の3つからなります。

ワークでは、3年生には「福祉の世界に対するイメージ」や「福祉と聞いて思い浮かべる仕事」を挙げてもらい、4年生には自身の人生プランを立ててもらいました。

中西ゼミ生はみんな経済学部の学生ということもあり、彼らの福祉に対するイメージも福祉と聞いて思い浮かべる仕事もわずかな知識に基づいたものです。一方、彼らの思い描く人生はバラ色の素晴らしい人生です。でも、それらは全て具体性に欠いたものですし、人の人生は必ずどこかで転機があるもので、けっして一直線のものではありません。

それらのことを社会福祉法人ゆうかりの内村史章理事の講演を通して理解してもらいました。テーマは「自動車のエンジニアだった自分がなぜ福祉の世界に転職したのか」です。内村氏の話は、人の人生は予測のできないものであることや、福祉のことを知らなくても福祉の世界で働けることがひしひしと伝わる内容です。中西ゼミ生はみんな、同氏の話をとても真剣な面持ちで話を聞いて中西ゼミ3年の久保季哉さんは、「福祉の世界のことは初めて聴くことばかりでとても興味を持つことができた。また、理事のお話も自分の将来設計を考えるうえでとても参考になった」と語っています。