IUK NEWS

2022.06.22

福祉社会学部

NPO法人の居住支援活動について学ぶ 社会福祉学科の茶屋道ゼミ

社会福祉学科の茶屋道ゼミ3年生8名が6月9日、地域フィールド演習の一環として、NPO法人やどかりサポート鹿児島についてフィールドワークを行いました。

まず、代表の芝田淳氏(司法書士)より法人設立の経緯や取り組み内容について伺いました。この法人は鹿児島県から居住支援法人としての指定を受けて、住宅確保要配慮者を対象とした連帯保証を行っています。単なる保証とは異なり、地域の多様な方々に支援者となっていただき、利用者の見守りや継続的支援を行ってもらうことで、地域に互助の仕組みを広げる活動を行っています。さらに、「当事者中心」に加え、「当事者が主体的であるかどうか」を考え、互いに助け合う暮らし(互助)の「やどかりライフ」の提案をしています。

また、同法人の鶴田啓洋氏(精神保健福祉士)から、ソーシャルワーカーが地域移行や地域定着を行う上でこうした地域における仕掛けづくりを行っていくことの意義についてお話しいただきました。

今回の活動を通して、援助をする側とされる側の一方的な関係ではなく、第三者もそこに積極的に交わることで、多様な人間関係とお互い様の役割が生まれ、重層的な支援につながることを発見しました。

引き続き、鹿児島県内の居住支援についてフィールドワークを重ねたいと思います。

 

社会福祉学科・茶屋道ゼミ3年 上田、小野、金倉、坂元、芝、竹波、田中、前平、横山