11月20日、経済学科1年生の「新入生ゼミナールⅡ」で、財務省九州財務局・鹿児島財務事務所の出前講座が開催されました。
まず、総務課の木村文香氏から九州財務局の業務である調査・相談事業や財政教育プログラム、DXの推進などについて紹介していただき、財務局の幅広い業務内容を知ることができました。
続いて、専門調査員の德納千鶴氏に「大学生のための人生とお金の知恵」と題して講義をしていただきました。消費者トラブルや金融関連トラブルの回避と対処法について具体的事例を交えて説明いただき、また金融リテラシーとして、NISAやiDeCoといった資産形成に関わる制度の概要についても紹介していただきました。
受講した学生からは次のような感想が寄せられました。
「財務局が地域経済を支えるために多方面で動いていることを知り、行政の仕事に対するイメージが大きく変わった。DXの取り組みによってデジタル化が進んでいることが分かり、私たちの将来の働き方にもつながる話だと感じた」
「18歳になりクレジットカードを使えるようになるなど便利な面がある一方で、使いすぎによるトラブルやSNS等を通じた勧誘・詐欺によって多重債務に陥る危険があることも学べた。成人として自分で責任を負う年齢になったからこそ、物事の善し悪しを判断する力が必要だと思った」
「投資をする上でリスクを減らすためには、長期投資したり、積み立て投資したり、様々な資産に分散投資したりして、リスクをできる限りなくすことが大切であり、NISAやiDeCoなどの制度を活用することも有効だと知ることができた」
今回の講座は、通常の授業のなかでは学ぶ機会が少ない各種のトラブルに関する基礎知識や具体的事例、実践的な回避・対処法などを学べる貴重な機会となりました。
