11月19日、全国で介護事業を展開する株式会社ベネッセスタイルケアから講師2名をお迎えし、「介護業界におけるICT活用の今と未来」をテーマとした特別講義を開催しました。
介護業界では慢性的な人材不足が大きな課題となっており、その解決や介護の質の向上に向けてICTの導入が重要な役割を担っています。厚生労働省が定める介護福祉士養成カリキュラムにも2017年度より「介護ロボットやICTの活用」が明記され、「科学的介護」「業務効率化」「教育の質向上」を目的とした取り組みが進められています。
講義には介護福祉士課程1~4年生23名と大学院生1名が参加。学生たちからは、「ICTの開発や活用が進んでいる現状について理解が深まった」「ICTを用いて服薬管理や排泄・睡眠データの活用方法を学ぶことができた」「ICTで得られたデータをどのように利用者のケアへつなげていくか、アセスメント能力をさらに磨く必要性を感じた」などの感想が寄せられ、講義は学生にとって大きな刺激となりました。 さらに、介護分野におけるICT活用は、生産性向上や業務効率化による人材不足の解消にとどまらず、人材育成や利用者の生活の質の向上へとつなげていく視点が重要であることを学ぶ、非常に有意義な機会となりました。
社会福祉学科(介護福祉士課程)
