「第52回 日本ギターコンクール」(主催:日本ギター連盟 近畿・関西支部)が8月23・24日、ザ・フェニックスホール(大阪府)で開催され、音楽学科4年の佐藤充希さん(ギター)が大学生部門で銅賞を受賞しました。J. S. バッハ《チェロ組曲 第1番》より〈プレリュード〉とJ. K. メルツ《吟遊詩人の調べ》より〈タランテラ〉を演奏し、第三席にあたる銅賞を獲得。繊細さと強靭さを併せ持つ豊かな表現が高く評価されました。
佐藤さんは「音の響きがとても良いホールで、楽しみながら演奏することができた。コンクールでの受賞は初めてのことで、たいへん嬉しい。ここまで導いてくださった先生方、また、応援してくれた家族への感謝の気持ちを忘れずに、今後も精進していきたい」と力強く話してくれました。
指導にあたっている濱田貴志先生(ギター)は「アウェーの地での入賞に対し、何より本人の能力、努力を讃えたい。そして、本学音楽学科で『クラシック』を学びつつも、学内バンドサークルに入り、対極の『ハードロック』をプレイする点が、彼の成長には相乗効果としてプラスに働いた。今秋には鹿児島交響楽団の定演で、レスピーギ作曲《ローマの祭》にマンドリンで出演することもあり、今後、クラシックギターは勿論、エレクトリックギター、マンドリンの三刀流の活躍に期待したい」とさらなる成長を願っていました。
