10⽉14⽇に、錦江台まちづくり協議会との共催で、再犯防止活動「ひまわり教室」講演会を開催しました。「ひまわり教室」とは、刑務所出所後の自立支援活動のための就労や居住の支援と孤立防止対策として、心安らぐ居場所づくりの活動の場です。
まず、保護司から保護司は犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアであることや家庭での子育てとともに、独りでは生きづらいことが多いため、地域が支援していくことが重要であることなどの講話がありました。
また、動画や写真等で、職場見学・面接会を通して就労できた方が働いている様子やそうめん流しでの食事交流会、料理教室、社会美化・防犯活動の様子などの紹介もありました。
次に、三人の体験者から、刑務所での実際の様子や出所後の生活の様子などの話がありました。再犯に至った経緯や支援活動の様子、故郷に帰りたいが帰れない気持ち、独り暮らしの様子とつらさ、健康が一番であること、現在の仕事の様子など、それぞれの様子と思いなどを語っていただきました。
20人余りの参加でしたが、終始熱心に聞き入り、メモを取るなどの光景も見られ、大変有意義な講演会となりました。
参加者からは以下のような感想をいただきました。
〇 初めて聞く内容であり、何とも言えないものがありました。更生について考えるきっかけになりました。
〇 「ひまわり教室」の役割が十分に理解できました。「ひまわり教室」を運営されていることが素晴らしいと感じました。
〇 勇気をもった体験者への対応、更正支援・再犯防止の難しさを感じました。
〇 体験者自身の古傷をさらけ出す勇気に感動しました。
〇 体験者は一生懸命生き、それを支援している方がいる。みんなで支え合っているのは本当に素晴らしい。
福祉社会学部児童相談センターは、地域のニーズに応え、地域社会へのサービスに役立てることを目的として設置されました。今後とも、地域の課題やニーズに応じた相談活動や事業等を行い、地域に根差した児童相談センターを目指していきます。
最後に、貴重なお話をいただいた講師・体験者の皆様、参加者の皆様をはじめ、共催の錦江台まちづくり協議会全ての皆様に,改めて感謝申し上げます。
