IUK NEWS

2025.09.29

音楽

音楽学科学生による「ふれあいコンサートin平川小学校」が行われました!

音楽学科では2023年度より「音楽のあるまちづくり」として、学生によるアウトリーチ活動を通した学生の就業力育成と地域における音楽振興に力を入れています。

今回は、平川小学校から「ふれあいコンサート」の依頼をいただき、9月9日に音楽学科の学生10名(吉海江花音さん・ソプラノ、甲斐陽和さん・ピアノ、福原モネさん・ピアノ、坂井響さん・トロンボーン、鶴田彩華さん・フルート、樋口純也さん・クラリネット、末廣悠造さん・サクソフォン、村本蘭さん・サクソフォン、井出翔太さん・トランペット、今吉涼花さん・トランペット)と、大学院で音楽を学ぶ学生1名(島中輝士風さん・テノール)の計11名で、音楽の魅力を伝えるさまざまなパフォーマンスを行いました。

当日は猛暑の中での演奏となりましたが、児童たちは普段近くで見ることのできないさまざまな楽器に興味津々で、演奏者のドレス姿にうっとりしたり、生の歌声の迫力に驚いたりと、45分間のプログラムに没頭していました。また、最後には野田かつひこ作曲《枇杷の実が育つように》を出演者、児童、教員で一緒に歌うことにより、みんなで音楽を作り上げる楽しさも共有することができました。

今回、企画運営と演奏を行なった島中さんは「当日は児童の皆さんや先生方に加え、地域の方々にもお越しいただき、とても温かな雰囲気の中で演奏を行うことができた。聴衆の皆さんに楽しんでいただけるよう、幅広いジャンルの曲を取り上げるなどプログラムを工夫した。児童の皆さんが目を輝かせながら音楽に触れる姿を見て、とても嬉しく思った。最後の全員合唱では児童たちの素直な明るい声に胸を打たれ、改めて音楽の持つ力を実感できた。今回の経験を糧に、今後も真摯に学び続けたい」と振り返ってくれました。福原さんは「今までは、観客として聴いていた小学校の鑑賞会で、演奏者として参加でき、とても新鮮な経験となった。また、平川小学校の皆さんと共に演奏した《校歌》と《枇杷の実が育つように》では、純粋に音楽を楽しむ姿から、幼い頃の感覚へ戻ったような温かい気持ちになった」、村本さんは「今回のコンサートは、大学入学後初めての学外演奏となった。児童の皆さんや先生方が一緒に歌ってくださったり、笑顔で温かい拍手を送ってくださったりする中で、演奏する喜びとともに心が温かくなるのを感じた。終演後には多くの方々から感謝の言葉をいただき、改めて音楽を人に届けることの喜びを実感できた。企画から運営まですべて学生で行う演奏会に参加したのは今回が初めてで、多くのことを学ぶ貴重な経験となった。このような素晴らしい機会に参加できたことを、大変嬉しく思う。今後も、より多くの方々に音楽を届けられるよう、日々精進していきたい」と手応えを述べてくれました。引率をした伊藤綾教授(音楽学)は「学生たちの演奏活動が地域社会に根付いてきたことを大変嬉しく思う。特に最後の全員合唱は感動的だった。これからも若い人たちのパワーで、音楽の魅力を幅広い世代に伝えていってほしい」と学生たちの成長を讃えていました。