社会福祉学科の精神保健福祉士養成課程では、6月に障害福祉サービス事業所実習、8月に精神科病院実習を実施しています。今年は、7事業所・7病院で、8名の実習生が実習を行いました。
学生たちは、5月10日(土)に開催された実習事前協議会(2025年5月26日掲載)の後、各実習先への事前訪問、公的機関や病院への見学実習(全体)、学内での講義や演習により、本実習への準備を重ねてきました。坂之上キャンパスにある実習室では、グループ学習やロールプレイを行ってきました。現場経験のある教員2名(精神保健福祉士、精神科医)の指導のもと、SST(Social Skills Training)も実施しました。講義で学習してきた知識をもとに、支援に必要な技術を演習で身につけてきました。さらに、見学実習や事前訪問を行い、現場のイメージを持った上で、合計約6週間にわたる実習に臨みました。実習期間中には、教員による巡回指導のほか、帰校日指導がありました。実習機関の指導者の皆様や教員のスーパービジョンのもと、精神疾患や精神障害、メンタルヘルスに課題を持つ人々のおかれている現状を理解し、精神保健福祉士に求められる資質や自己の課題を把握していくことを目的としています。
今年度は、実習期間中に台風や大雨などがありましたが、実習機関の皆様の多大なご協力のもと、無事に実習を終えることができました。
本養成課程では、これから11月の実習報告会(昨年度:2024年11月29日掲載)に向けて、全体での実習の振り返りと、個別での報告資料の作成に取り組んでいきます。学生たちが、実習の経験をもとに、さらに成長し学びを深めていくことを期待したいと思います。ご協力いただきました、実習指導者の皆様および見学実習先の職員の皆様に心より感謝申し上げます。
社会福祉学科 精神保健福祉士養成課程