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2025.07.28

音楽

島中輝士風さん(大学院2年/テノール)、NHK鹿児島「情報WAVEかごしま」に出演

NHK鹿児島放送局の情報番組「情報WAVEかごしま」(司会:白鳥哲也アナウンサー、6月18日放送)に大学院国際文化研究科博士前期(修士)課程2年の島中輝士風さんが出演し、フィールドワークの一つである天文館図書館「ライブラリーコンサート 音楽のとびら」の取り組みなど地域社会との連携事業を紹介しました。あわせてアカペラで文部省唱歌《うみ》を歌唱し、日ごろの研鑽の成果も披露しました。
2023年にスタートした同コンサートは天文館図書館と本学音楽学科および大学院の学生・院生が企画・上演するもので毎月一回、無料で開催しています。4月19日は節目となる20回目の公演となり、会場には多くの聴衆が駆け付けて、クラシック音楽やポピュラー音楽など思い思いに耳を傾け、楽しんでいました。新聞社やテレビ局もこの模様を取材し、大きく取り上げました。
島中さんは「入学時、コロナ禍の影響で講義はおろかレッスンまで対面で受けることができず、全く先が見えなかった状況の中、馬原裕子准教授(ソプラノ)が天文館図書館に掛け合ってくださり始まったこのコンサートは、『人前で演奏すること』の喜びと大切さを大いに感じることとなった。ライブラリーコンサートの魅力は『お客様に身近に音楽を感じていただける』という点であり、これは演奏者である学生たちにとってもすごく勉強になること。これからも試行錯誤しながらこれらの取り組みを続けていきたい」と話しています。
国際文化学部長の飯田伸二教授(フランス文学・教育学)は「ライブラリーコンサートの一番の魅力は、若い演奏家たちの瑞々しい演奏に立ち会えることである。だが、同時に彼らの演奏を毎回心待ちにしている多様な聴衆を目の当たりにできることも貴重な経験だ。オーディオ機器を通じて音楽に触れることに余りに慣れきってしまった私たちが、音楽との接し方を学び直す貴重な機会として、今後も回を重ねて行くことを期待して止まない」と温かいエールを贈っています。