IUK NEWS

2025.07.28

経済学部

経済学科ゼミ「ライフキャリアを考える」企画を実施

7月8日、経済学科教員のゼミでは、2年生を主な対象にキャリアについて考える企画を実施しました。3年生になるとしだいに就職活動を意識し始めますが、その前により広い視野からライフキャリア(仕事だけでなく、家庭や地域、趣味や友人関係など様々な生活の積み重ね)について考えてみることが今回の目的でした。

鹿児島県内の大学を卒業し、現在は鹿児島や宮崎で働いている社会人の方々に登壇いただき、「今の仕事を選んだ理由」や「今後のキャリアプラン」などについてお話いただきました。パネリストを務めていただいたのは、榎園未佳さん(株式会社ブンカ巧芸社)、谷川祐太郎さん(福祉社会学部卒・株式会社JR宮崎シティ)、増留汐里(国際文化学部卒・鹿児島空港ビルディング株式会社)、森万由子さん(株式会社オービジョン)、森満誠也さん(LR株式会社)の5名。そして、国内インターンシップの授業でお世話になっている岩切礼さん(株式会社タマリバ)と水谷典子さん(株式会社キャリアスカイ)のお二人にモデレーターを務めていただきました。

学生時代から希望業種の就職に向けて準備を重ねていた方、大学の専門分野とは異なる業種を選択された方、仕事を通じた新たな出会いから転職を決意された方、今は仕事以上に家族との時間を大切にしたいと考える方。それぞれのライフキャリアに関するお話はいずれも学生たちを鼓舞してくれるものでした。感想の一部を紹介します。
「就活というワードを聞くことが増えてきた。嫌だな、不安だなと思っていたが、今日の話を聞いて社会人もすごく楽しそうだと思った。怖がらずに受けたいところを受けて、自分の未来を作っていきたいと思った」
「多くのことを学べた。いろんな場所に行き、いろんな人たちと出会って、いろんな経験を積んでいきたいと今回の授業を通して思った」
「自分がやりたいことを仕事にすることが大切だと思った。今のうちにいろいろな経験を重ねて将来自分が本当にしたいことを探していきたいと思った」
「周りに相談できる大人の存在があることを知った。自分だけじゃどうしようもないことは大人の方にも相談して、今よりも人に頼るということをしていきたいなと思った」

パネリストの皆さんに共通していたことは、人との出会いを大切にされてきたこと、そして自分が本当にやりたいと思えることに邁進する姿勢でした。学生は会社選びに急き立てられがちですが、広い視野でライフキャリアを考えてみること、多様な生き方・価値観の大人の姿に触れること、そうした機会が大事だと改めて考えさせられる企画になりました。