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2025.07.28

経済学部

経済学科「新入生ゼミナールⅠ」“アカデミックライティング”について学ぶ

6月5日、経済学科「新入生ゼミナールⅠ」では、昨年度に続き2回目となる「アカデミックライティング講座」を開催し、レポートの書き方と生成AI活用の注意点に関するレクチャーを行いました。

前半は松本俊哉学科長から今回の講座の趣旨とレポート作成の方法について説明がありました。レポートの作成手順や構成、参考文献の引用の仕方などについて解説し、特に剽窃や盗用といった不正行為はアカデミックな世界の一員となった学生としてしてはいけないことを強調しました。
後半は授業科目「AI・データサイエンス入門」を担当する今村隼人准教授から、レポート作成時の生成AI活用について説明がありました。説明のなかではAIの回答の信憑性や知らない間に剽窃や盗用をしてしまうおそれがあること、個人情報を流出させてしまう入力は避けるべきなど、安易なAI利用のリスクに対する注意喚起が行われました。一方で、情報検索や文章校正等の作業効率を高めるためのAI利用は有効であるとし、クラス担当教員と相談の上で適切なAI利用を心がけるよう学生たちに呼びかけました。

レポート作成の経験のあるSAの学生は次のような感想を述べてくれました。
「レポート作成には時間がかかるのでチャットGPTなどのAIに任せる学生が増えている。そうしたなか、生成AI活用の注意点について詳しく聞くことができてよかった。すべてをAIに任せるのではなく、校正を手伝ってもらい、よりよい表現にするために上手くAIを使っていきたいと思った」(2年生 下大川 輝さん)

今後、レポート作成や授業の課題でチャットGPTなどの生成AIを使う学生が多くなっていくと予想されます。論理的な思考力を向上させる教育・学習とともに、生成AIの活用スキルを身につけるための教育・学習の必要性がますます増していくといえそうです。