児童学科で体育科教育法を担当している加藤講師が、2025年度日本スポーツとジェンダー学会学会賞（論文賞）を受賞しました。
この賞は、スポーツとジェンダーに関する研究の発展を図ると共に、日本スポーツとジェンダー学会会員の優れた研究成果を表彰するためのもの（隔年で実施）です。受賞作品は、「ジェンダーの視点からみた男女共習体育授業が抱える課題に関する研究－中学校保健体育教師の意識と抱いている理念に焦点をあてて－」です。この論文は、2024年3月に東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科に提出された博士論文であり、日本の中学校の男女共習体育授業が抱えるジェンダー問題を、体育教師への質問紙調査を通して浮き彫りにした研究です。

受賞した加藤講師は、「数多くの素晴らしい業績がある中で、このような栄誉ある賞を受賞でき、大変光栄に思います。鹿児島国際大学に入職した2023年4月は、博士課程の3年目でした。博士論文の提出ができたのは、多くの方の支えがあったからです」と語りました。その上で、「質の高い研究は、質の高い教育や地域貢献につながると思っています。今回の受賞で満足することなく、‟現役選手”として学生と共に走り続けることにこだわりたいです。研究成果の還元を通して、地域でたくましく生きる先生を育てられたら」と話しています。