5月11日(日)、経営学科・中西ゼミの3年生が視覚障害者と一緒にお絵描きをしてコミュニケーションスキルを磨きました。
これは中西教授のコミュニケーション教育企画「視覚障害者と遊ぼう!」の一環としてNPO法人光の会の協力により実施されたもので、中西ゼミ生が中西教授から提示された絵を視覚障害者に適切に伝え、一緒にお絵描きを楽しむワークです。
お絵描きは視覚障害者にとってとてもハードルの高い遊びです。生まれながらに全盲の方の場合、見たことがないものがあります。また、描いたものを確認する術もありません。そのような人たちにこれから描く絵をどのように伝え、どのようにサポートすれば良いでしょう。高度なコミュニケーションスキルが求められるとても難しい仕事です。
その方法を中西ゼミ生が考え、視覚障害者のお絵描き遊びを徹底的にサポートしました。
中西教授から提示された課題は、順に「三角形」、「クルマ」、「ドラえもん」、「日本列島」、「エチオピア」の5つです。後になればなるほど、難易度が上がります。
その理由は何なのか。そして、それを今後どのように生かすことができるのか?本ワークでは、ふりかえりを通して、しっかり学ぶことができました。
中西ゼミ3年の須田悠斗さんは「課題として出された絵の中には、ゲストの方がイメージできないものがあったし、描いたものを確認できない場合もあったので、それらを相手にうまく伝えるのは至難の業だったが、ふりかえりを通して、このワークから得られる学びがどのようなものなのか、しっかり理解することができた。今後、人とコミュニケーションを図る際に活用していきたい」と語りました。
- 本イベントはNPO法人光の会の協力により実施され、ゲストとして、鹿児島県内にお住いの視覚障害者を含む身体障害者4名が招かれました。このうち、身体障害者のゲストにはアイマスクをしていただきました。