児童学科の帖佐ゼミでは、2016(平成28)年度より、湧水町立上場小学校と年間を通じた交流活動(授業参観、行事参加及び補助、実際の授業実践等)を行っています。
その交流活動の一環として、5月10日の土曜授業日に、帖佐ゼミ3年生10名が同校を訪問し、今年度最初の交流活動を実施しました。今回の交流では、まず1校時目に校長先生・教頭先生と今後の打ち合わせを行い、2校時目には本学学生を迎える会を開催していただきました。会では、代表児童から歓迎の言葉をいただいた後、本学学生の進行による児童たちとのレクリエーションも実施しました。1年生から6年生まで楽しめるレクリエーションをと、事前に準備して臨んだものの、なかなか思ったとおりにいかない点が多々あったようですが、そうした触れ合いを通じて、児童たちとの関係性を築く第一歩になりました。
3校時目には、小規模校特有の複式授業を見学させていただきました。今後、学生たちは運動会やPTA行事への参加を経て、11月の交流活動では、実際に自分たちが授業を実践させていただくことになります。このことを念頭に、熱心にメモを取りながら各学級の授業の様子を参観し、また授業中の児童たちと積極的に関わるなかで児童の実態把握に努めるなど、学生たちが今回の経験を今後の交流活動・授業実践に繋げていこうとする姿勢を垣間見ることができました。
また、同じく5月10日には、帖佐ゼミ4年生も、霧島市立竹子小学校との交流活動を実施しています。こちらは、小学校実習を間近に控えた4年生ということもあって、より教員の業務補助に重きを置いた活動となっています。このような、ゼミでの2年間にわたる学校現場体験を通じて、学生たちが将来子どもと関わる経験やスキルを段階的・発展的に深めていってもらえればと願っています。