音楽学科と児童学科の教員が出演する「教員定期演奏会」が5月16日、「カクイックス(かごしま県民)交流センター 県民ホール」で行われました。演目は、サクソフォン独奏(ソプラノ・サクソフォン:吉澤レイモンド武尊、ピアノ:折田夏菜)、バリトン独唱(バリトン:佐藤慶治、ピアノ:中村ますみ)、ピアノ独奏(ピアノ:四元孝子)、作品発表(作曲:久保禎、ソプラノ:馬原裕子、ピアノ:中村慈音)の4つで、日頃の研鑽の成果が存分に発揮されました。会場には学生や卒業生、保護者、教職員、地域の方々など多くの聴衆が駆けつけて、熱心に耳を傾けていました。
今回が初出演となった佐藤慶治准教授(児童学科/音楽教育学)は「多くの方が来場くださったこと、また多くの学生が裏方として参加してくれたことに感謝している。自身の演奏については必ずしも満足いくものではなかったが、現時点でのベストは尽くせたように思う。今回の演奏で感じた日頃の基礎練習の大切さを、また学生にも伝えていきたい」と振り返りました。ピアノ独奏を披露した四元孝子非常勤講師(音楽学科/ピアノ・ソルフェージュ)は「雨の中にもかかわらず、多くの方々に聴いて頂けたこと、演奏会を支えてくださった先生方、学生スタッフに心より感謝したい。演奏に関しては、より深い表現力を磨いてゆきたい。若い方々に、音楽・演奏に対する姿勢や学びの大切さを伝えられたら幸せに思う」と芸術文化にかける想いを話してくれました。
最後の演目まで鑑賞された太田秀春副学長(国際文化学科教授/日本史)は「実に心豊かになる時間を過ごさせていただいた。プロとはかくあるものかという衝撃とともに、プロの世界を存分に感じることができるプログラムだった。これだけの技術をお持ちの方々を抱える本学として、いかにその人材を活かせるのか、しっかり考えていきたい」と話していました。