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2025.03.27

音楽

「2024年度 音楽学科卒業演奏会」開催

「2024年度 音楽学科卒業演奏会」が3月18日、川商ホール(第2ホール)で開催され、出演した14人の学生が4年間の研鑽の成果を披露しました。今年度の4年生は入学当初、コロナ禍に見舞われ、思うような勉学や音楽活動ができませんでしたが、だからこそ皆で協力・工夫し合いながら精一杯努力を重ねてきました。会場には在学生・卒業生・ご家族・知人など多くの方々が来場し、これまでの真摯な取り組みを讃えていました。23年度の卒業演奏会から3年生が演奏会スタッフを務めることになりましたが、リーダーの西尾まりかさん(打楽器)を中心にして適切な運営を行ってくれました。


映像音源作品《囚われの人魚》と《ていたらく》の2作品を発表した丸岡優月さん(作曲コース)は「先生方や職員の皆さんに支えられ、音楽のことやそれ以外のこともご指導いただき、一人の人間として成長できたと思う。4年間を振り返って、とても貴重な時間を過ごすことができたので、後輩のみんなにはいろいろなことを学び経験してほしい」とエールを贈りました。R. シューマン作曲《幻想曲》Op. 17より第1楽章を披露した藤田愛生さん(ピアノ課程)は「4年間で学んだことや感じたことを糧にした演奏を行うことができた。ホールの響きを聴いて弾き方を即時に判断する力をつけていくという今後に向けての課題も見つかった。ご指導くださった先生方はもちろん、応援してくれた保護者、学生生活を共に歩み支えてくれた同期、先輩方、後輩たちにも感謝を伝えたい」とお礼の言葉を口にしました。


同演奏会担当の久保禎教授(作曲・理論)は「それぞれの置かれた局面で切磋琢磨しあいながら豊かな経験を積んだ4年間だったと思う。これらを大切な支えにしながら、今後とも自分らしく進んでいってほしい。また会える日を楽しみにしている」と祝福していました。