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2025.01.27

音楽

音楽学科「演習(作曲ゼミ)」受講生が「作品試演会」を開催

音楽学科専門教育科目「演習(作曲ゼミ)」を履修している学生たちによる「作品試演会」が1月16日(木)、8号館2階「音楽コンピュータ室」で開催されました。この授業は、作曲・編曲体験実習のほか、音楽学科におけるICT活用も目的としていて、音楽制作ソフトや映像制作ソフト、ボ―カロイドなどを使いながら、楽曲制作に取り組んでいます。今年度の受講生は全員が管・弦楽器や声楽を専攻する学生10名でしたが、切磋琢磨しあいながら個性的で意欲的な作品を創作してきました。教室には先輩・後輩のほか、児童学科の辻慎一郎准教授や教務部次長の上村芳郎先生も駆けつけてくださり、学生たちの多彩な学習成果にエールを贈っていました。

西元菜々実さん(フルート3年)は「初めて作曲に挑戦したため不安もあったが、頭の中にあるメロディーが少しずつ形になっていく過程がとても楽しく、学びの多い1年間だった。多くの方から褒めていただけたことがとても嬉しく、これからさらに完成度を高めていきたい。中間発表のたびに他の受講生の作品や成長に感動し、良い刺激を受けながら互いに高め合うことができた」と振り返りました。また、園田かおるさん(ソプラノ3年)は「当初は難しく感じたが次第に楽しくなり、先生からアレンジのヒントを得ながら作曲の経験をすることで、自己表現の幅が広がった。友人や先輩方からも貴重なアドバイスをもらい、新たな視点として制作に取り入れることができた。今回は音楽を制作した後で物語の歌詞を考えたが、次回は物語を音楽で表現したい」と今後の抱負を話してくれました。

辻准教授(情報教育)は「それぞれの学生の個性が発揮されていて、教育の情報化の視点からもとても貴重な示唆を頂いた」と学生たちの真摯な学びの姿に感激されていました。担当教員の久保禎教授(作曲・音楽理論)は「作曲・編曲・音楽制作は初めての者がほとんどだったが、さすが強い興味・関心を寄せる学生たち!主体的・自発的で探究心旺盛な取り組みによって、オリジナリティあふれる作品の数々を視聴させてくれた」と満足げに話していました。