IUK NEWS

2025.01.27

福祉社会学部

ソーシャルワーク演習Ⅲの授業でフォトボイスに挑戦!

福祉社会学部社会福祉学科では、社会福祉士の国家資格をめざす学生の授業にソーシャルワーク演習があります。2年生後期の小松尾クラスでは、フォトボイスに挑戦して、その題材(写真)を活用してグループワークを行いました。
  フォトボイスとは、フォト(写真)とボイス(コメント)を一つの作品として、自分の経験や気持ちを伝えたり、地域や社会の課題や問題を指摘しようとする試みです。写真を通してコミュニティを認識し、洞察を深め、共有することで、自主的なコミュニティの改善活動を促進する、参加型アクションリサーチの一手法でもあります。
学生は、冬休みを利用して、自分の住む町、もしくは帰省した地元のまち歩きを通して、事前に示したテーマに関する写真をとり、それぞれにコメントをつけて発表しました。皆さん、地元愛にあふれる写真や、気になる写真など、まち発見につながる写真がたくさんありました。個々人の発表の後、グループワークを行い、各メンバーの写真を模造紙にまとめて、どのような発見があったのか、写真展にまとめて、報告しました。
取り組んだ学生からは、「テーマに沿って写真を撮るのは難しかったけど、地元の意外な一面に気づいた」「自分のまちを知っているようで知らないことに気づいた」「とても面白かった」「改めて地元を見直すきっかけになった」など、多くの意見がありました。
単にまちを歩くだけでなく、テーマを設定してまち歩きをすることで、楽しみながら地域発見や地域福祉を考えるきっかけになったようです。