有村ゼミでは、社会福祉士と保育士(自己受験)の両資格を取得し、子どもの最善の利益を目指した支援の獲得を目指しています。社会福祉学科での実習では、社会的養護を中心にした子ども家庭福祉の実習経験はあります。そこで、地域における発達支援や子育て支援について、実際の保育現場を見学することが理解を深めるという学生の意見に基づき「社会福祉法人 紫清会 風と光保育園(鹿児島市紫原)」を見学させていただきました。
風と光保育園には、8名のゼミ生と訪問し村田好実園長先生と溝内義剛副園長先生に、「保育園の概要」「紫清会の法人の理念」の説明をしていただき、実際に「保育の実際や活動」「年齢別の子どもの発達の状況」の見学をしました。
学生は、「職員の働き方」や「保育とソーシャルワークの両方を学ぶことの意義」「時代とともに移り変わる保育園の在り方」といった視点で保育園の機能を学びました。
参加した学生からは、「保育」と「ソーシャルワーク」の両方を学ぶことで、子どもへの直接支援が可能になり、同時に園と社会資源との繋がりを考える間接支援の両側面から包括的な支援を実践することが可能になるだという感想が出ました。
有村ゼミでは、今後も子ども家庭福祉領域のソーシャルワークに関する資格取得を目指し、実践面・学習面での探求を続けていきたいと考えております。
社会福祉学科准教授 有村 玲香