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2025.01.06

音楽

「2024かごしま県民第九演奏会」に音楽学科在学生・卒業生が多数出演

鹿児島の師走を彩る「2024かごしま県民第九演奏会」が12月15日(日)、宝山ホールで開催されました。37回目を迎えた今回は指揮者に藤本淳也氏を迎え、ソプラノ木下美穂子、アルト福島史子、テノール米澤傑、バリトン池水成孝の鹿児島に由来する豪華ソリスト、管弦楽と合唱団総勢400名を超える皆さんによって盛大に行われました。「かごしま県民第九オーケストラ」には髙田翔子さん(管弦打楽器演奏家課程3年/トランペット)と山元晃樹さん(同)が出演したほか、多くの卒業生がメンバーとして参加しました。
高田さんは「『県民第九』という貴重な舞台に出演でき、とても嬉しく思う。満席で立ち見のお客様も多く、終始音楽の力強さを改めて感じることができた」と満足げに話してくれました。また、卒業生でKTS室内オーケストラ・コンサートミストレスの福永里美さん(ヴァイオリン専攻)は「今までに何度も第九を弾く機会があったが、毎回いろんな角度の解釈からたくさんの発見と出会いがあり、指揮の先生の指導でフレッシュな気持ちを感じさせていただいている。今回は、ベートーヴェンの重厚さや運動性をしっかりと感じながら、最終楽章の興奮度MAXへと導かれていき、とてもアグレッシブな第九となった」と振り返りました。
同実行委員会のアドバイザーを務める久保禎教授(作曲・音楽理論)は「例年にも増して対立への不安や不満、平和への熱い願いが強く打ち出され、奏者の皆さんに共有されていた。F. シラーの“かたくなに分け隔つものをふたたび結びつけ、すべての人はみな、兄弟となる”という詩句が改めて心に響いた。在学生・卒業生が鹿児島の芸術文化振興に大きく貢献してくれていることを誇らしく思う」とさらなる活躍を期待していました。
同オーケストラに参加した卒業生は次の方々です。
黒瀬織音(ヴァイオリン)、福永里美(同)、安藤太珠(コントラバス)、関めぐみ(フルート)、田中真奈美(クラリネット)、堂園さおり(同)、椎原貫介(ファゴット)、田口茜(ホルン)