12月5日、新入生ゼミナールⅡにおいて、鹿児島財務事務所の出前講座を実施しました。恒例となっているこの講座は、1年生が金融財政の基礎に触れることで経済への関心を高める機会にすることを目的にしています。また公務員志望の学生の参考になるよう、財務局で働く講師にご自身のキャリアや具体的な業務についても話をしていただいています。
まず、事務所総務課の蓮田 梨華氏から「九州財務局ってどんなところ?」と題して、業務内容やご自身が携わってきた国有地の売却などの仕事についてお話しいただきました。
続いて、事務所所長の権田 太氏から「財政・金融の基礎知識」と題して、国の一般予算や次年度予算方針、金融の役割や金融機関などについて詳しく説明していただきました。
最後に、松本学科長から鹿児島経済と国の財政政策との関係について質問が出され、権田所長から地方交付税の役割や地方創生事業への補助金などについて補足説明をしていただきました。
講義を聴いた学生からは、「全世代型社会保障で若者の負担がどうなるのか詳しく知りたくなった」、「将来、私たちが直面する問題についてしっかり学んで知識をつけ、解決に向けて意見を言えるようになりたい」、「将来、財政や金融に関わる仕事に就きたいので、興味ある分野の話を聞けてよかった」、「財務局の仕事内容や役割を知り、やりがいのある仕事だと思った」などの感想が寄せられました。
金融財政の専門的な学習はこれからの1年生にとっては難しい内容もあったようですが、実務家講師による経験とデータをもとにした講義には通常の授業にはない刺激があったようです。