鹿児島国際大学

プロジェクト「鹿児島の地方創生に関する総合的研究」

所長 大久保 幸夫

所長 大久保 幸夫地方は、人口減少期に入り「人口減少が地域経済の縮小を呼び,地域経済の縮小が人口減少を加速させる」(※1)負のスパイラルに陥ると言われています。深刻な地方の人口減少と地方経済の縮小に歯止めをかけるために国も動き出しました。その一つが「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」です。その中で、大学には「地域の人材需要を的確に把握し、その地域の課題解決の中心的役割を担う人材を育成すること」(※2)が求められています。本学は、平成27年度鹿児島大学を中心とする「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に参加すると同時に、地方創生を一層推進するための全学的な教育プログラム案を提出し「地(知)の拠点大学(COC)」に認定されました。

地域総合研究所としても、平成28年度4月「鹿児島の地方創生」をテーマにプロジェクト共同研究を立ち上げました。本プロジェクトでは、「鹿児島の地方創生に関する総合的研究」を総合テーマに、その下に2つのサブテーマ、「A:高齢化・人口減少が地域にもたらす諸課題の解決(経済・福祉面を中心に)」と「B:魅力ある地域づくりに関する研究」を設け、人口減少問題と地域づくりについて6人の研究者が研究に取り組みます。

サブテーマAでは、「阿久根市産業における後継者問題」、「鹿児島の若年層の人口減少に影響を及ぼす要因に関する計量的手法による分析」、「島嶼地域における医療・福祉ニーズと地域独自の取り組みがもたらす影響」について3人の所員がそれぞれ研究と提案を行います。

一方、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」には、「観光地域づくり、地域の歴史・町並み・文化・芸術・スポーツ等による地域活性化」と「妊娠・出産・子育ての各段階に対応した総合的な少子化対策の推進」等が謳われています(※3)。また,第五次鹿児島市総合計画には、「自然・歴史・文化・食など本市が有する多彩な魅力により,地域特性を生かした観光・交流を推進する」、「市民や観光客にとって魅力のある中心市街地活性化に取り組むことなどにより,交流人口の増加による賑わいと活力を創出する」とあります(※4)。つまり,地域の資源を活かし,魅力的なまちを創り,交流人口・定住人口を増やすことが,地方創生の一つの目標になっています。

これらのことを踏まえ,サブテーマBでは,鹿児島市を研究対象地域として「鹿児島市副都心谷山・慈眼寺商店街の活性化」、「歴史的景観の保存と地域」、「子育て支援事業における音楽活動の活用」について3人の所員がそれぞれ研究と提案を行います。

私たちは、本プロジェクトを通して鹿児島の地方創生に貢献したいと思っています。今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

(※1) 平成27年度大学教育再生戦略推進費「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」公募要領、平成27年3月
(※2) 同要領
(※3) まち・ひと・しごと創生総合戦略-概要-
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/20141227siryou4.pdf
(※4) 第五次鹿児島市総合計画(概要版)
http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/seisaku-k/shise/shisaku/sogo/documents/2012518201759.pdf

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