鹿児島国際大学

鹿国大のチカラ「教員紹介」

経済学部経営学科

青木康一准教授

財務諸表と監査
適正性概念を研究

授業について

 担当科目は、会計監査論Ⅰ・Ⅱ、簿記原理および演習などです。
教育ポリシーというほど、大げさな看板を掲げて「教育」をしていると思ってはいませんが、とにかく様々なことを学生諸君とともに考えるということを念頭においています。物事には、原因と結果があります。この両者を深く追究していくことが、少々古い言い方ですが学問だと思います。ともに考えるということで、多面的な考え方や多角的な視点などを培ってくれればと思っています。今日の大学では、死語に近いかもしれませんが、現代版の真理の探究を、学生諸君とともに行っていきたいと思っています。
次に、研究についてですが、会計学特に監査論を中心に研究してきました。財務諸表の適正性概念を主要なテーマとしています。財務諸表は公表するだけでは、信頼性ある情報の開示とはされません。財務諸表に監査が実施されてはじめて信頼性ある情報とみなされ、社会一般での利用価値が認められます。この信頼性ある情報とは、どのようなものかを示すのが財務諸表の適正性概念といえます。このことから、監査は、企業社会の根幹を支えるものと考えます。今後も、常に社会との関わりのもとに、研究を続けていきたいと思っています。
学生のみなさん、大学時代は自由で、時間がたくさんあります。日本経済は低迷しているといわれますが、世界を見渡せば経済大国であることは間違いないようです。若さ故に、物欲に惑われる時期だと思います。しかし、かけがえのないこの時に、知識にどん欲であってください。今、何をすべきかを考えましょう。おのずと答えはでると思います。学生諸君の奮起を期待します。

資格取得の指導について

また、自身の資格試験受験体験を踏まえ、宅地建物取引者主任試験などの資格取得指導にも力を入れています。ただし資格取得はあくまでその職業に就くためのものと思っていますので、希望者にはまずその資格に関わる業務を理解し、その内容が自分の性格などとマッチしているかをよく考えてもらうようにしています。

研究について

研究として現在、イギリス契約法に取り組んでいます。そこに出てくる主なキーワードは、厳格責任や衡平(公平)です。契約は厳格に守らせるが実質的な公平も図るというバランスのよさに感心しています。

学生の皆さんへ

法律を学ぶうえで、「何が公平か」「何が正義か」をふだんから考えていることが大切です。そしてこの場合はそうだけど、別な場合にもあてはまるのだろうか、と想像を巡らすことです。すると最終的には人間社会をどうとらえるべきか、ということに行き着いたりもします。せっかく大学に来たのですから、このように目一杯考え、新しい発想の仕方を身につけてもらえれば、と願っております。

音楽学科

久保禎教授(音楽学科)

日本や東アジアの伝統、
思想に根差して曲作り

担当科目について

作曲コースの学生には「作曲」(主科)を、音楽学科の講義科目としては「演習」「和声」「楽曲分析」「対位法」「ソルフェージュ」「キーボードハーモニー」を担当しています。

作曲コース、音楽学科の学生の皆さんへ

作曲コースの学生には、自分の表現したい世界とじっくりと向き合って、オリジナリティのある創造を心掛けてほしい。そのためには、様々な時代やジャンルの芸術文化に興味・関心を持つと同時に、それぞれが拠って立つ地域や歴史の伝統に思いを寄せ、そこから多くを学ぶ姿勢が大切です。

音楽学科の学生たちには、専門の技術や表現力を磨くと当時に、今取り組んでいる作品に関する理論や、その基盤となる歴史、風土、作曲家像など多面的なアプローチを通して、自身の解釈を深めていってほしいと願っています。また、自分たちの音楽活動が社会に潤いを与え、豊かな文化を育んでいるのだという自覚を持って頂きたい。在学生や卒業生たちの精力的で地道な活動を頼もしく感じています。

研究活動や今後について

私は今、日本や東アジアの伝統や思想に根差した創作を試みています。今年2月には、大隅半島に伝わる民謡や芸能などを素材とした室内オーケストラ作品『大隅曼荼羅』が初演されました。この作品は、韓国・テグで開催される「2014東アジア国際現代音楽祭」招待作品に選ばれました。12月には肝付町に伝わる棒鎌踊りを素材にしたチェロ独奏作品が、福岡で初演される予定です。

最近、ミュンヘン、ザグレブ、テグ、マニラなどで招待演奏される機会に恵まれましたが、海外の現代音楽祭に参加して感じるのはアイデンティティとオリジナリティの大切さ。同時代的な語法や美意識にも目を向けながら、自分自身の原風景に根差した作曲に取り組んでいきたいと思います。

国際文化学科

舩越公威教授

マングース根絶に取り組む、
ライフワークは「コウモリ」

担当科目について

教養科目で「生命科学」、国際文化学部で「生命進化と人の起源」「動物の行動と社会」、学部演習や大学院国際文化研究科では、野生動物(主に哺乳類)に関する科目を担当しています。

大学で学ぶということ

大学で学ぶということは、新しい知見を得るばかりでなく、世の中に問いを発すること、何かに取り組んで自分の潜在能力を引き出すこと、それによって積極的に生きる力を身につけることです。その取り組みは、間違いなく社会へ巣立つための糧になるはずです。

研究活動について

研究対象は主にコウモリ類ですが、学生と一緒に身近な野生動物を研究しています。野外調査で生態や社会の解明に取り組むとともに、不思議な現象を発見した場合や不明な点が見つかった場合は飼育実験によって確かめています。

人との関わりで、外来種のマングースの根絶に取り組みました。ヤマネの生息調査はで、50年ぶりに大隅半島で確認し、現在薩摩半島でも確認しています。また、ここ数年は世界自然遺産登録候補地の徳之島に生息する希少種リュウキュウテングコウモリの生態調査を行っています。海外ではタイで、コウモリ類では珍しいペア型の社会を形成するペインテッドバットを継続調査しています。

地球上には生物としての植物・動物・人が互いに関係しあいながら生きています。しかし、身近に野生動物がいながら、多くの人は見過ごしていて関心が薄いと思います。そこで、野外調査(フィールドワーク)を通じてそんな動物と出会い、これまで抱いていた動物のイメージを変えてみませんか。そして自然とどう付き合い、どう共生していけばいいか一緒に考えてみませんか。関心があれば、当研究室(生命科学実習室)を訪れてみてください。

児童学科

深田忠徳講師

専門はサッカー、
多角的な視点から考察

ワールドカップについて

2014FIFAワールドカップがサッカー王国ブラジルにて開催されました。日本は残念な結果に終わりましたが、「サッカー」を専門とする者にとっては、至福の1カ月間となりました。

前回大会では、スペインが「ポゼッションサッカー」というボール保持率を高めながら攻撃していくスタイルを確立して優勝。世界に大きなインパクトを与えましたが、今大会では「グループリーグ」で敗退しました。最終的にドイツが4度目の栄冠に輝きました。ドイツの「コンビネーション」と「走力」を基軸とした戦術は新しい潮流となるでしょう。

また今大会では、サッカーの戦術面以外の事柄も話題となりました。例えば、開幕戦で西村主審がフリーキックの壁の位置(ボールから10ヤード=約9.15mの距離)を示す際に用いた「バニシング・スプレー」が注目されました。他にも、「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」が導入され、「ゴール」の判定がより確実なものとなりました。フランス対ホンジュラス戦では、早速その有用性が示されました。

さらに、前回大会に続き、現地日本サポーターの「ゴミ拾い」が世界から賞賛されました。他方、日本国内においては、日本代表戦後、東京・渋谷の「スクランブル交差点」にて大勢の若者が大騒ぎするという事態となりました。

担当科目では

このように、1つの大きな大会を手掛かりにして、「スポーツとテクノロジー」の関係性、サポーターの「観戦行動」や「日本人のマナー」に対する意識等がみえてきます。担当科目である「現代社会とスポーツ」「体育」「スポーツ実習」等では、そうした現象を踏まえながら、学生の皆さんと一緒になって、多角的な視点から考察していきたいと考えています。

社会福祉学科

大山朝子准教授

身近な出来事を通して、
社会福祉の役割や本質考察

担当科目について

担当科目は「社会福祉概論」「公的扶助論」「演習」などです。私たちは自分自身が望む将来設計や人生の目標、あるいはライフスタイルをもちながら生活しています。しかし、生きていく過程で時には生活問題を抱えることがあります。多くの場合それらの問題は、共同生活をしている家族の中で解決していきますが、長い人生の中では、家族の力だけでは解決できない問題に遭遇することがあります。

そのようなときに、個人や家族の限界を超えて社会的に支えるのが社会福祉の役割です。授業では私たちの身近で起きている出来事などを通し、社会福祉の変化の背景には何があるのか、社会福祉の役割や本質を考えています。

私の研究テーマ

私は以前より日本独自の社会システムに関心があり、研究テーマを「社会福祉における日本的特質」としてきました。なかでも、最近は「民生委員制度」がなぜ今日まで維持・継続されているのか、その存在理由と歴史的意義について研究しています。

演習について

演習では社会福祉制度の歴史すなわち社会福祉の担ってきた役割について、社会福祉に影響を及ぼした事象・人物・思想・実践を取り上げ、その歴史的経緯や社会的背景を振り返りつつ、それらの果たした役割を検証しています。さらに、検証したことをいかにすれば現代社会における私たちの生活に生かすことができるのか議論し合っています。

学生の皆さんへ

学生時代はあっと言う間に過ぎていきます。自分がどんなことに興味・関心があるのか、アンテナを張り巡らせ、様々な情報を手に入れてください。それらの中から1つでいいのでぜひチャレンジしてみてください。そして、結果を恐れないでください。自信や幸福、誇りをもたらすものはプロセスです。

社会福祉学科

田中安平教授

利用者の価値観尊重、
プロの援助者を育成

担当科目・教育方針について

私の担当している講義科目は、介護福祉論、生活援助技術、介護過程、演習(ゼミ)等です。教育方針は次のようになります。

自分の力だけで日常生活を送ることが困難な人々に対し、その人の考えや思い(価値観といいます)に寄り添い、その人が満足いく人生を送ることができたと感じてもらえるような介護者になるために求められる援助の本質(介護の哲学・倫理)はどのようなものであるのかについて、具体的に伝えるよう心がけています。

利用者それぞれに育った環境や考え方が異なるように、生活のあり方は人それぞれで、千差万別です。そのため、介護福祉のプロには、利用者が望む生活の有り様を理解し、それぞれに異なる援助を展開できる能力が求められるのです。これを個別化といいます。

そして、介護福祉の専門家は、平等とは差異のあるサービスを提供することだということが理解できていなければなりません。なぜなら、百人百様の価値観に寄り添うためには、百人百様のサービスを提供しなければならないからです。一般社会の常識からしたら「そんな馬鹿な」と思われることを、論理的に学んでいくのが私の受け持つ介護福祉学です。また、障害を負うと人は幅15cmの溝が越せなくなるのです。「なぜか」。それではどのような援助をすべきか。それを実際的に体験し、解明していくのが生活援助技術です。

私の使命

介護というと、誰にでもできる職業であり、きつくて汚く、給与も低く、やり甲斐の少ない職業だと思われていますが、そうでもないということがイメージできたと思います。心身に障がいを負った人々の生活が幸せなものになるよう、プロの援助者を育てることが私の使命でもあります。

児童学科

千々岩弘一教授

国語教育の在り方を研究、
学習指導要領作成に関与

作成にかかわった「学習指導要領」について

作成に関わった平成20年版「学習指導要領」に基づいて、今、全国の中学生が国語の勉強を進めてくれています。30年来の理論的な研究成果と休日を返上して続けてきた小学校・中学校・高等学校の先生方との実践的研究の成果が、この「学習指導要領」には反映しています。「学習指導要領」という学校教育の根幹に関与できたことは誇りですが、同時に時代の求める国語学力を育てうるのかという責任も強く感じています。

専門について

専門は、国語教育学です。平たく言えば、言葉の力を育てるために学校での国語の授業の在り方について研究しています。特に、漢字指導・表記指導・書写指導・表現能力の育成指導について追究してきています。

担当科目について

本学での担当科目は初等教育方法・国語科教育法・教職実践演習・生涯教育学特講(大学院)などですが、その講義で一番に心掛けていることは「自らを律し常に成長を続ける教師であり続けること」と「学生に自信を取り戻させること」、「自尊感情・自己効力感を育てること」です。

本学の学生について

本学の学生のポテンシャルは高いと思います。研究や社会的活動を通して得た最新の情報を「学生が分かる」ように伝え、考えさせ、実際の場で確認させます。このことを繰り返していけば、学生たちは自分のことを大切に思いながら大きく成長していってくれます。その証拠に、ゼミナールの学生を中心に、現役で鹿児島県や福岡県、神奈川県、東京都の教員となっていきます。九州の私立大学でも、これだけの数の学生が教員になるところは、そうありません。

今後について

日本の子どもたちの成長と目の前の学生の成長に責任を感じつつ、自分なりに精進していきたいと考えています。

経営学科

中島昇准教授

法を使って
身近なトラブルを解決する

授業について

担当科目は民法入門、日本国憲法、演習などです。

授業では、私の司法書士の実務経験を生かし、身近な生活トラブルを多く取り上げるようにしています。現実には一つとして同じトラブルはないのですが、それをどういう法のルールで、どのように考えていくかを探ろうとするのが法律学、とくに民法のような私法の領域の任務です。相手の立場や第三者、さらには社会全体のことも考え公平な解決をはかります。

演習(ゼミ)では、実際の法律の運用を身近に感じてもらい、法律に興味をもってもらうため、裁判傍聴や刑務所見学をゼミイベントとして行っています。学生さんの様々な感想を聞けて、私の楽しみの一つになっています。

資格取得の指導について

また、自身の資格試験受験体験を踏まえ、宅地建物取引者主任試験などの資格取得指導にも力を入れています。ただし資格取得はあくまでその職業に就くためのものと思っていますので、希望者にはまずその資格に関わる業務を理解し、その内容が自分の性格などとマッチしているかをよく考えてもらうようにしています。

研究について

研究として現在、イギリス契約法に取り組んでいます。そこに出てくる主なキーワードは、厳格責任や衡平(公平)です。契約は厳格に守らせるが実質的な公平も図るというバランスのよさに感心しています。

学生の皆さんへ

法律を学ぶうえで、「何が公平か」「何が正義か」をふだんから考えていることが大切です。そしてこの場合はそうだけど、別な場合にもあてはまるのだろうか、と想像を巡らすことです。すると最終的には人間社会をどうとらえるべきか、ということに行き着いたりもします。せっかく大学に来たのですから、このように目一杯考え、新しい発想の仕方を身につけてもらえれば、と願っております。

経済学科

槇満信准教授

経済政策の手立て、
体系的に考察深める

担当科目の「経済政策」について

私が受け持っているのは経済政策です。経済政策という言葉は、日常よく目にします。しかし、この分野は実はなかなかのくせものなのです。どういうことか、以下で述べてまいりましょう。

第一に、政策以前に現状を経済学的に理解する必要があります。しかしものによっては、いくつかの因果関係が入り組んでいて本質が見えづらかったり、何種類かのもっともらしい説明ができてしまったりすることがあります。

第二に、現状を適切に押えたとして、それが望ましい状態であるのかそうでないのかということを見極めねばなりません。ここには、経済のいかなる状態を望ましいと考えるかといった各専門家の価値判断がかかわってきます。すでに望ましい状態にあると考えるならば、当然何もする必要はありません。逆に、現状を放っておくべきでないと考えるならば、打つべき手を探す必要が出てきます。

第三に、仮に何かの手を打つべきだということになったとしても、そこにはいくつかの選択肢があります。政策の優先順位を考えるには、それにかかる費用と得られそうな効き目とがそれぞれいかほどなのか、また、その政策によっていい思いをする人は誰でそばづえを食う人は誰なのか、といったことまで視野に入れねばなりません。

つまり、以上のいずれの点においても論争の起きる余地があるのです。私が関心を抱き、研究を進めてきたのも、政策を巡るまさにこのような点についてです。

今日では政策の道具立てはかなり整備されてきています。それにもかかわらず、論争が絶えることはありません。この厄介かつ興味深い分野について、現実の問題を素材にしながら、学生の皆さんと一緒に考えてゆければ幸いです。

音楽学科

中島一光教授

楽曲本来の演奏解釈と
表現の再考研究に着手

担当科目

「ピアノ奏法」「重奏」「歌曲伴奏法」など、演奏を中心にレッスンや講義で楽曲分析や演奏解釈に結び付いた演奏法の探求を目的とする科目を担当しています。また、次年度からは、「演習」や教職免許取得に必要な科目「伴奏実習」も担当します。

教育ポリシー

「人を外見だけで判断してはいけない」と言いますが、芸術も同じです。一見すると他人からは全く興味を持たれないようなことでも、その人にとってはこだわりや大切なものがあると思います。「匠の世界」に通ずる「芸術感性」を大切にはぐくみ、その人その人が最も入念に、そして丁寧に仕上げた「芸術作品」を発信できるよう、妥協をせず互いに向い合うというのが私の教育ポリシーです。

研究について

最近、私は特に「バロック音楽の演奏習慣」を研究し、リサイタルなどでその発表をしています。また、バッハの時代、すでに彼は多くの音楽家たちが理論的なルールをかなり変えて音を奏でてしまうことに悶々としていたそうです。そして鍵盤奏者のための正しい理論書的役割を持たせた「インヴェンションとシンフォニア」を執筆。近年、昔のように変則的な解釈が横行している中、本来の演奏解釈と表現を再考し、研究発表をしていきたいと考えて、すでにその道を歩み始めています。

いにしえの人々の夢、そしてその時代に体験したこと、そのような古き良き芸術を深く研究し、「本質とは何か」という永遠のテーマを共有できる学生たちとの勉強が、人生を素晴らしいものにしてくれると確信しています。ですから、学生を「育てる」ではなく「互いに育つ」という視点が重要です。世の中に完全なものはありません。人も不完全な中で互いに補い助け合いながら生きているのです。

国際文化学科

森孝晴教授

ジャック・ロンドンと
鹿児島の関係突き止める

担当科目

学部の「アメリカ文学」「地域文化研究Ⅱ(北米)」「演習」、大学院の「アメリカ文学」「演習」などを担当しています。

研究について

研究しているのはアメリカ小説です。特に最近はアメリカの作家ジャック・ロンドンと鹿児島の関係を追究し、博士論文にまとめることができました。鹿児島に来たこともないロンドンが鹿児島の武士たちに会い鹿児島の文人たちに影響を与えていることを突き止めたのです。今は、引き続きこのテーマを追いかけるとともに、ロンドン小説の環境文学的分析も進めたいと思っています。

演習について

演習の授業では、幅広くアメリカ文化全体を扱い、映画、野球、音楽、そしてもちろんアメリカ小説など様々な題材に触れてもらい、それをパワーポイントなどでプレゼンしてもらっています。また、「アメリカ文学」や「地域文化研究」の授業では、アメリカ小説と鹿児島の文学(椋鳩十など)の関係や薩摩藩英国留学生(長沢鼎など)とアメリカの関係などについて、わかりやすく写真たっぷりのパワーポイントを使って紹介しています。

学生の皆さんへ

私は学生の良いところを見つけて伸ばすように心がけています。学ぶことの楽しさを体験してもらい、深く考える習慣を身につけて、何についても他人に迎合することのない批判精神を育てていって欲しいと思っています。そのことによって厳しい世の中を生きていく生命力を獲得してくれると信じています。

大学では他人のうわさに振り回されることなく、自分のやりたい勉強を貫き通して欲しいと思います。欲張りと言われても、学生時代でなければできないこともやり、かつ夢もかなえるということを、若者特有のガッツでぜひ実現してください。人生はあなただけの舞台なのです。自分らしく生きてください。

経済学部経営学科

アイリッシュ・ジェフリー准教授

豊かな経験積み
田舎へ地域づくりを見つめる

これまで

エール大学卒業後、清水建設に入社し、バブルのさなか東京本社やニューヨークの子会社で8年間働きました。しかし、大学時代勉強した大正や昭和初期の日本の生活により近いものに触れたくなり、会社を辞めて鹿児島県の下甑島に移り住みました。

そこから人生が更に楽しくなりました。島で定位置網の仕事を3年間した後、ハーバード大学大学院や京都大学大学院で民俗学を勉強し、その延長線で清水焼の窯で働き、山伏の行にも何度も参加しました。

今度は農村に住んでみたくなり15年前、川辺町の山奥にある土喰集落に移住。平均年齢80歳近くの集落仲間から、生きかたや死に方、小さな自治体の在り方を教わりました。

担当科目について

2009年に本学に赴任。学生と鹿児島の文化や暮らしを一緒に勉強しています。私が担当する「まちづくり概論」「NPO概論」そして毎回外部講師を招く「地域創生オムニバス授業」はどれも学生たちが主体的に行動することに重きを置いています。少人数のグループでまちづくりの事例を分析したり、NPOの活動が行われている現場に足を運んだり、外部講師を迎える準備をしたり、授業を進行したり等々。

発展演習や演習1の「歩く、見る、聞く」では、国土交通省の依頼を受けて地方の集落を調査したり、地方の集落に入り住民と関係を築いたりして、その地域の良さを学んでいます。

学生の皆さんへ

学生には、地域創生コースを卒業するまでに、誰とでも自然体で中身の濃い会話ができるように日々挑戦してもらっています。地域を知り、地域の将来に積極的に関わる行動力のある社会人になってほしいと願っています。

福祉社会学部児童学科

佐藤 直明教授

学生がその人らしく
成長するように支援

担当科目

担当科目は「相談援助」「ボランティア論」「社会的教養」「演習(ゼミ)」などです。

ゼミには特に力を入れています。3、4年生共通のメインテーマは、「対人援助の研究」。副題は「真理の探究と自らの可能性を見つめて」です。そういう意味では、各自悩みながら、自分で自分らしく将来を見つめていきます。

3年次では演習活動が主体です。皆で本を読むこともあれば、学外に出かけることもあります。また、学内外の様々な方々やゼミの先輩たちに来てもらって、研修会や座談会も行います。その他、歳末助け合いのボランティア活動に出かけたり、県内の福祉施設見学に行ったりします。

4年次になると、3年次からあたためていた各自のテーマに従って、ゼミ論文の作成に向けて研究に取り組んで行きます。各自が自分の関心や興味に応じて、自分の意見をまとめて発表します。

先輩たちの進路について

私は、学生生活での学生個人の様々な歩みが、自己の可能性を探究し、自己の成長を図ると思っています。各自が自分らしく、感性を磨き、小学校や幼稚園の教諭、保育士などを目指しています。これまでの先輩たちの就職先は様々で、先生や保育士だけでなく、大学院進学や一般企業、公務員と幅広いです。

学生の皆さんへ

「自分の力を試しに来る様々な誘惑に真摯に向き合いなさい」と学生に語りかけています。また、「みんな若くて未来があるから、悩むことを恐れるな。むしろ悩むことを自分の誇りとしなさい」とも伝えます。「人間は他者との触れ合いの中で、人間らしくなる」といわれています。日々、学生個々人が多くの刺激とのやり取りを通し、また多くの仲間と触れ合いながら自分らしく成長していってほしいと願っています。

国際文化学部

中村智子教授

超一流の舞台経験声楽の
神髄伝える

担当科目

「声楽」「重唱」「日本歌曲研究」などの科目を担当しています。

歌には歌詞がありその詩人がいる。また、オペラには役があり、それを演じなければならない。これは楽器の演奏と大きく異なる点です。言葉とメロディーによって己の奥底の魂が動くのが声楽の醍醐味。練習を重ねる過程でそれに目覚める瞬間が必ずあります。

これまで

私は本学音楽学科の前身である鹿児島短期大学を卒業後、ドイツに留学しました。1978年にデトモルト歌劇場に「魔笛」でオペラデビュー。シュトゥットガルト国立歌劇場専属歌手として活動後、ウィーン国立歌劇場に「後宮からの逃走」のコンスタンツェ役でデビューし、モーツァルトの難曲中の難曲といわれる役をこの劇場で日本人として演じたのは今のところ私だけ。他の劇場も含めると130回以上演じました。20年に及ぶ本場での経験が私のバックボーンになっています。

1996年に帰国してからは後進の指導にも力を入れています。誰にでも美しい声と能力は潜んでいます。まずそれに気づき、それとは別物の音楽的な感性を豊かにする努力を重ねないと伸びません。学生一人ひとりにふさわしい演奏ができるようにレッスンを行っています。さらに本学ではオペラや宗教曲の公演を通して、世界的な学生レベルに育て上げます。先日開催した「マタイ受難曲」全曲演奏。3時間に及ぶ舞台を見事に務めた学生たちは頼もしかったです。

これから

音楽には形がありません。命を懸けてそれを探る作業こそ音楽家の使命ではないでしょうか。師であるエリザベード・シュワルツコップフから教えを受けたドイツリートの精神を具現化していく研究を続け、それを教育に生かしていきたいと思っています。

国際文化学科

村瀬士朗准教授

文学から情報の本質を見抜き
考える力を養う

担当科目

担当科目は「日本文学概論」と「日本近代文学Ⅰ、Ⅱ」。その他に2~4年生の「演習」を担当しています。

夏目漱石を中心に、主として明治大正期の小説作品を対象に、文学テクストに限らない広範な言説テクストを対象とし、文学、社会学、歴史学の枠を取り払った新たな研究の試みである「カルチュラル・スタディーズ」(文化研究)の方法を取り入れ、近代の日本における文学の社会的な価値の形成のプロセス、およびナショナル・ビルディングのプロセスにおいて文学が果たした役割と機能について明らかにすることを目的に研究を進めてきました。

授業について

授業では「9・11テロとキングコング」「秋葉原無差別殺人と『屋根裏の散歩者』」「『ドラえもん』といじめ問題」など、可能な限り受講生が今直面している問題について「知り」、 それについて自分はどうすべきかについて「考える」、そのきっかけになるような授業を心がけています。ゼミでは映画の予告編の要領で文学作品の予告編を作るというワークを通じて、テーマを立てて作品を論じる作品論のトレーニングを行ったり、大学の外に出て文学館のイベントに参加して、ゼミ生全員でパフォーマンスを行ったりしています。

大学での学びについて

大学で文学を学ぶことの目的は、単に「名作」に親しみ、感受性を豊かにすることにだけあるのではありません。世の中にあふれている情報の持つ歪みや偏りを見抜く力をつけること、発信される情報に一方的に流されるのではなく、自ら考え判断する力と態度を養うこと。それが文学研究の方法を学ぶことの意義です。

大学の4年間。できるだけ多くを「知り」、何度も繰り返し「考える」ことを心がけてください。

福祉社会学部

田畑洋一教授

身近な出来事から
社会保障アプローチ

担当科目

担当科目は、社会保障論Ⅰ・Ⅱ、社会福祉法制Ⅰ・Ⅱとゼミナールなどです。

社会保障という科目は、所得保障、医療保障、介護保障、労働保険など学ぶべき領域がたくさんあります。それは社会保障が生活の前提になっている仕組みを指しているからです。そうした仕組みを理解するのは容易ではなく、学生が苦手意識を持つのもよく分かります。しかし、私たちの生活は社会保障がなければ成り立ちませんから、この領域を学ぶことはとても重要なことです。

学外研修や課外研究も行っています

私たちの人生と社会保障は結びついています。人生、山あり谷ありです。そうしたときに社会保障の意味合いが分かります。社会保障を身近な生活上の出来事から理解することの意義はここにあります。毎年、ゼミの一環として、社会保障の専門機関で学外研修するのもそのためです。また、長い間継続している課外研究の「サブゼミ」も、学生自身の将来を見据えるのに役立っています。

私の研究

現在、私が取り組んでいるのは、「琉球弧の地域再生に関する調査研究」(科研費補助金基盤研究B)と「ドイツ救貧制度史」です。前者は、本学の先生方とチームを組み、島嶼地域の保健・福祉・医療等に関する共同研究。後者はドイツ救貧制度の生成と展開に関する歴史研究です。これらの研究が思うように進まないことがあるとしても、それを「忙しいから」という理由にはしないように心がけています。

学生の皆さんへ

学生の皆さん、学ぶというのは、問題解決能力を身につけることだと考えています。それには一定の勉強時間・知識量が必要です。知識の総量を増やして、判断能力を身につけ、豊かな人生を切り開いてください。量は質に転化します。

経済学部

表 正行教授

e-learningを利用した
英語教材を研究開発

担当科目と教育ポリシー

英語、英文法、演習などを担当しています。

教育ポリシーは「よく遊び、よく学べ」。勉強ばかりしていても、新しい発想をする力や激変する環境に適応する力は養われません。また逆も真なりです。これらの力を養うためには、娯楽にしても学問にしても、一生懸命取り組むことが大切です。演習(表ゼミナール)ではそうしたやる気満々の学生のサポートを行っています。

参加型の授業を目指しています

現在、e-learning(Moodle)を利用して、参加型授業ができる教材やコンテンツの研究開発に力を入れています。従来の英語長文の訳読では、英語の好きな学生や次の時間に日本語訳を発表するように指名されていた学生といった一部のものしか予習に取り組まず、講義中は大半の学生が講義を漫然と聞いているだけになってしまいかねません。そこで、受講生のレベルに合わせたキメの細かい対応ができ、予習復習を含めて、受講生一人ひとりが英語学習に取り組む時間を最大にすることが大切だと思います。

私の研究と人材育成

ところで、『デフレの正体―経済は「人口の波」で動く』で紹介されている、観光カリスマ山田桂一郎氏の言葉によれば、「観光は農業から製造業、建設業、不動産業、金融業、その他サービス業まで、あらゆる地域産業を活性化する総合産業」だそうです。そこで、日本の観光を総合産業として捉え、それが抱える諸問題と解決法をつまびらかにしていきたいです。

英語と韓国語を使って、鹿児島を拠点に、韓国や中国や台湾やシンガポールなどアジア地域の観光ビジネスの現場で、取引先を開拓する。旅行の企画・立案・運営など様々な観光ビジネス実務に携わることができる人材の育成につなげたいと思います。

国際文化学部音楽学科 

藤島謙治教授

自分の音楽を
見つけるために

担当科目

担当科目は「管弦打楽器奏法」「吹奏楽」「吹奏楽指導法」など。楽器を演奏しながら音楽を研究するための科目を担当しています。

「音楽」の尊さ

楽器の演奏は自宅で演奏をひとり楽しむことも、ふたり、3人と集まればアンサンブルを楽しむこともできます。簡単な楽譜が読めれば言葉は必要ありませんから、年齢や性別は言うまでもなく、国籍をも越えて「音」を「楽しむ」ことができるのです。

学生にはこの「音楽」の尊さを自らの演奏で表現できる人物になって欲しい、との思いで講義を進めています。演奏で自己表現をするには技術面の鍛錬も欠かせませんから、時には思うように演奏できず悩むこともあるかもしれません。でも苦悩を乗り越えた先には、人間的にも音楽的にもワンステップ成長した自分がきっと待っているはずです。

私の研究

私の専門はトランペットです。大学を出てからフランスへ留学し、帰国後はオーケストラに就職しました。年間約120回のコンサートを20年務める間にはもちろん大変な思いもしましたが、高名な指揮者や世界的ソリスト達とともに音楽をつくりあげる喜び…演奏家にしか味わうことのできない瞬間に出会いました。これからは国際大の学生にもこの瞬間を体験して欲しいのです。人生は旅です。自分の音楽を携えて、なりたい自分を探す旅に出ましょう。

国際文化学部

マクマレイ・デビッド教授

Say "yes"

I encourage students to say yes. Say yes to learn a new language. Say yes to meet new friends from abroad. Say yes to study overseas. Yes is how you get your first interesting job. Say yes to invitations to live and work in a new country. Saying yes is a necessary step in an international marriage.

My current research is about motivation. I wonder what can encourage students to say yes they want to study diligently, to write a winning essay and poem, and to successfully compete in an English debate.

This year, when a third-year student in my seminar did, he won a Princess Takamado scholarship to study English for 7 weeks in Canada at a university in the Rocky Mountains. A second-year student in the ESS club came second in the Takamado visiting student Queen's university study abroad scholarship program,almost winning 1-year of free university tuition in Canada.

When a second-year student in my graduate seminar did, she received a scholarship to study at a university in Prince Edward Island for one semester.

Since 1995 I have been encouraging Japanese people to write and be able to talk about haiku in English with people around the world. I publish the best of them each week in the Asahi Haikuist Network column of the Asahi Shimbun: over 20,000 haiku in English have been printed in the newspaper and http://www.asahi.com/english/haiku/list.html.

My students write comments on Facebook about the international haiku they read. Readers around the world respond to their comments on Facebook. If you have read this far, I hope you are motivated to say yes to entering English haiku competitions that I judge for Seinan-Jo Gakuin University, Matsuyama City, and the Japan Ministry of Foreign Affairs. Thousands of people around the world do.

Saying yes means you will do something new, meet someone new, and make a positive change in your life. Yes is a short word that can do many things. Try to say yes often.

(日本語要約)

私は学生に「Yes」と言うよう勧めています。新しいことを学ぶときも、海外の人と友達になるときも「Yes」と言いましょう。そのための動機づけに関心を持っており、魅力的なエッセイや詩を書いたり、英語でのディベートをうまく進めたりする方策をあれこれ試しています。各種のコンテストへの応募もその一つで、今年は3年生のゼミ生が、カナダの大学で7週間英語学習できる奨学金を得ました。

大学ではビジネス英語、英語教育演習、国際俳句などの科目を担当。国際俳句に関しては、朝日新聞の「Asahi Haikuist Network」という国際俳句のコラム欄で、各週の最優秀作品を掲載しています。これまで2万以上の俳句を新聞や電子版で紹介してきました。私の学生たちはフェイスブックページで国際俳句についてコメントしており、世界中の読者が彼らのコメントに返信しています。

「Yes」と言うことは、何か新しいことに挑戦し、大きなことを成し得るきっかけになるものです。さあ、進んで「Yes」と言いましょう。

大学院経済学研究科

兼子良久講師

ヒット確実な
アイデアに迫る

専門はマーケティングです。「マーケティング論」「地域統計」などの科目を担当しています。

「芸能人がお菓子を食べているCMを見て、そのお菓子を買ってみようと思った」とか、「コンビニでジュースにオマケが付いていたので買ってしまった」という経験はありませんか? これらはマーケティングの一例です。様々な商品の中で、自分たちが販売する商品を選んでもらう仕組みを作る、つまり「売れる仕組みを作る」ことがマーケティングです。マーケティングは「新商品アイデアの考え方」から「価格の決め方」まで、ビジネスに関わるあらゆる面をカバーする学問です。

研究に関しては、商品間の値下げ競争や消費者行動、また、マーケティングリサーチ技法(簡単に言えば、アンケート調査の分析技法)を中心テーマにしてきました。今後は、マーケティング的視点から地域活性化をテーマとした研究を進めたいと考えています。

私は、大学を出てからマーケティング会社で6年、独立して7年、今まで13年間マーケティングの実務に携わってきました。社会に出て仕事を始めると、正解のない課題に直面することが多いと思います。そして、その時に必要とされるのは、課題に対する解答を自力で導く能力なのです。

例えば、上司から「缶コーヒーの新商品アイデアを考えてきて」と言われたところで、ヒット確実なアイデアなんか誰も教えてくれませんし、そもそも正解などありません。結局、頭をひねって『正解かもしれないもの』を自分なりに導くしかないのです。学生には、どのような課題に対しても、自分なりに考えて自分なりの解答を導き出す能力を身につけさせたいと考えています。

福祉社会学部児童学科

上谷裕子准教授

感性豊かな子ども
音楽を通して育つ

担当科目は、「保育指導法(表現Ⅰ)」「子どもの歌と遊び」「ピアノⅠ・Ⅱ」「ピアノ伴奏法」など、幼児教育における音楽に関する内容のものです。

音楽は読んで字のごとく、音(おとが)楽(たのしい)と書きます。ですから、私の授業は「音」を通して「楽」しく学ぶことを教育ポリシーとしています。

研究テーマは、幼児期における音楽教育についてです。子どもは遊びの中で様々なことを学びます。とりわけ、その遊びの中に音や音楽を取り入れることで、物の概念に伴うニュアンスや、喜怒哀楽の感情などが自然な形で芽生え、感性豊かな子どもが育つのではないかと思います。

よって、この時期の音楽教育は、音楽として完成されたものを押し付けるのではなく、子どもが紙になぐり書きをするように、音楽以前の音やリズムの断片を拾い上げて、感性の種をまき育てる時期ではないかと考えます。

最近は、絵本に音を入れて視覚や知覚からの刺激に聴覚を融合させた音楽表現や身体表現へとつながる遊び、また様々な音を感じたままに点や線などに表わして、造形表現へとつながる遊びなどの研究を行っています。

今後はこのような研究をもとに、音によるコミュニケーション能力の育成や、想像力や創造力へと繋がる遊びの研究を深めていきたいと思います。

子どもたちは、様々な感性を持った命の種を持って生まれてきます。児童学科で学ぶ学生さんたちには、その命の種をひとつでも多く芽吹かせ、個性豊かな花を咲かせ、実を結び果実となって次なる命の種を育てられるような幼稚園教諭、保育士になってほしいと願います。

(福祉社会学部社会福祉学科) 

高橋信行教授

ひとり暮らし高齢者
鹿県内の実態を調査

地域福祉論Ⅰ、Ⅱを中心にソーシャルワーク演習、実習などの科目を担当しています。

講義は、資料やDVDを使用して、わかりやすい授業を目指しています。特に資料は後で見てもある程度理解ができるようにし、学内ランを使ってダウンロードできるサービスを行っています。演習では地域に出て行き調査を行うなど、フィールドワークを重視した演習等に取り組んでいます。合宿も離島などで実施し、地域力や地域課題を肌で感じてもらいたいと思っています。

最近取り組んでいる研究は、ひとり暮らし高齢者についての研究です。鹿児島県は、全国でもひとり暮らし高齢者の多い地域です。現在、孤独死や高齢者の社会的孤立が問題になっています。2011年、南日本新聞との共同研究で、県内4自治体のひとり暮らし高齢者の調査を行い、社会的孤立の実態を調べています。また十島村をはじめとした離島の福祉サービスについての研究も行っています。

今行っている研究の延長で、地域福祉のネットワークのあり方を都市部市街地区、中山間地域、あるいは離島等で比較しながら、社会的孤立の特性や原因、対応策等を考えていくつもりです。また自治体が策定する地域福祉計画や市町村社会福祉協議会が中心となって策定する地域福祉活動計画の策定に関わりながら、福祉計画策定に実践的に関わっていきます。

育てたい学生―それは、単に国家資格等の取得だけでなく、地域社会が抱える福祉問題、その解決策等について、実践的な関心を持ち、自分なりの考え方を身に付けて、社会の矛盾に立ち向かう姿勢を持った学生です。制度を単に執行するだけの専門職になってほしくないと思います。

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