日本語と中国語を比べると、いろんな発見があります。まず、自分を指す一人称代名詞。日本語は「わたし」「ぼく」「おれ」「わし」をはじめ無数にあり、人間関係や性別、年齢まで表すことができます。中国語は「我」のみ。英語も「I」くらいです。一方、「火を通して加工する」事象を表す動詞の場合、中国語には30前後の動詞があります。日本語は「煮る」「炒める」「焼く」など10個くらい。言語を通じて文化の違いを知ることができるのも対照言語学のおもしろい点です。
国際文化学科
戦先生のゼミ