2月6日、指揮者の小澤征爾氏が逝去されました。
小澤氏は幼いころからピアノを学び、成城学園中学校を経て桐朋学園で指揮を学びました。
1959年、ブザンソン指揮者コンクールで第1位を獲得した後、アメリカの各地で音楽監督を経験され、1973年にボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任、アメリカのオーケストラ史上でも異例の29年という長期にわたって務めあげました。
2002年秋から2010年春まで、東洋人初のウィーン国立歌劇場の音楽監督として活躍しました。
「世界のオザワ」と評された小澤氏は、実践を通して若い音楽家を育成するための“小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト”や“小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクト”を展開し、教育活動にも力を注ぎました。
図書館本館及びオーディオルームでは、哀悼の意を込めて小澤氏とその家族の作品、また、携わった方との対談本も併せて特設展示を実施しています。
ご来館の際には、ぜひ、手に取ってみてください。