
新学部設置準備室長
堤 由美子
保護者の方へのメッセージ
お子様が看護職を目指す社会貢献意欲の高い方に成長されましたことは、保護者の皆様の素晴らしいご功績であると心から敬意を表します。
鹿児島国際大学看護学部(仮称)では、お子様の看護への意欲関心を大切にして、それらを拡大発展させつつ豊かな人間性と着実な看護実践力を身に付けた看護職として成長されますよう、充実した教育体制、教育環境を基に、教育に取り組んで参ります。
どうぞ、鹿児島国際大学看護学部(仮称)へのお子様のご入学をご支援下さいますようお願い申し上げます。
ABOUT UNIVERSITY
鹿児島国際大学を知る
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01NEW CAMPUS
充実の2キャンパス
入学した学生は2つのキャンパスを利用して4年間の学習をおこなっていきます。
1つ目は鹿児島市坂之上にある坂之上キャンパス。
甲子園球場約5個分の広さを誇る坂之上キャンパスでは、主に共通教育科目を既設学部の学生と一緒に受講します。
2つ目は鹿児島市下伊敷に新たに設置される「伊敷キャンパス」。
最新の実習施設・設備を取り揃え、専門的な学習を伊敷キャンパスでおこなっていきます。どちらのキャンパスも鹿児島中央駅からのアクセスは大変良く、学習に適した環境を整えています。 -
02EXPECTATIONS
地域からの大きな期待
自然豊かな鹿児島県の面積は九州で1番の広さを誇っています。しかし、鹿児島県も高齢化社会の波には逆らえず、今後さらに高齢者の数が増えることが予測されています。
そのような状況下で、鹿児島県や鹿児島市をはじめ各自治体は、地域の人たちが健康的な生活がおくれる安心した街づくりをすることへの課題を多く抱えており、その為に必要な人材として看護師や保健師を1人でも多く確保したいと考えています。
鹿児島国際大学 看護学部(仮称)新設に向けての動きには地域から多くの期待が寄せられています。 -
03SIGNIFICANCE
鹿児島国際大学で
看護職をめざす意義経済学部、福祉社会学部、国際文化学部を有する鹿児島国際大学は、卒業生の多くが鹿児島県内各地の行政、教育機関、企業、医療福祉介護機関等において、地域で暮らす人々の生活を支える役割を担い、活躍しています。
このような他学部の学生とともに、地域貢献について多角的に学びあうことで、看護学だけでない幅広い視野を育むことが可能となります。
このことは「どのような看護職を目指すか」を考えるうえで、大いに役立つ知識と経験につながり、看護師と保健師の役割を統合して果たせる質の高い看護実践能力を養成することができます。

SUPPORT
サポート

「経験と実践力を兼ね備えた専任教員」
と「地域からの支援」
新設にあたって何よりも重視したことが、教育の根幹でもある専任教員の確保でした。学校法人津曲学園の永い伝統と信頼、そして看護学部(仮称)の将来性に共感を頂き、国内外の医療機関や教育機関の第一線で活躍された多くの方が着任予定となっています。更には津曲学園や先生方の尽力と熱意で、鹿児島県内や周辺地域の多くの医療機関等から実習先として受け入れを表明して頂いています。

臨地実習の質を高めるべく、
提携機関との連携・協働を
図っています。
座学による学びと実習を通じた実践力の統合を重視し、学内のみならず、学外における実習体制の強化を図っています。
独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センターを中心とする医療機関をはじめ、市町村保健センター、介護老人保健施設、訪問看護ステーションなど、さまざまな医療・福祉・教育機関で地域医療の現場経験を積むことができます。また、実習先としての提携機関は今後も拡充していく予定です。
CURRICULUM
4年間の学びのテーマ
入学直後から看護を学んでいるという実感を持ってもらえるような実践的なカリキュラムや、座学の講義についてもアクティブ・ラーニングを数多く導入します。また鹿児島国際大学にしかできない既設学部との教育・研究連携、フィールドワークをおこない地域に深い関心がもてるよう学んでいきます。4年間を通じて「いのち」「人間」「暮らし」「健康」「看護」の5つのテーマを教育の基盤とし、これからの鹿児島県や日本が迎える高齢化社会に対応できるよう「看護師と保健師の役割を統合して実践できる人になってもらうこと」を目標に掲げて学習していきます。


STUDENT IMAGE
求める学生像
看護学部(仮称)では4年間、看護職になるための努力や学習を怠らず、「地域に愛着をもち、地域のよりよい医療看護の発展に貢献したい」と意欲のある方の入学を心待ちにしております。4年間の学びを通じて、地域医療の一翼を担うことができる看護師・保健師を目指しましょう。
現場からのメッセージ

看護師
新しい看護学部で学ぶ皆さんが
「鹿児島の医療に貢献したい!」と
思ってくれると頼もしいです
鹿児島大学病院勤務
竹ノ内 千紗さん
- Q1 : 看護師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
- 私が小学生の頃に入院した際、注射や薬が嫌で泣いているときに背中をさすりながら話を聴いてくれた看護師さんがいました。そのときに不思議と心が落ち着き、痛みも和らぎ、「病気を治すのは薬だけでなく優しさでもあるんだ」と思ったことがきっかけです。それ以来、地元・鹿児島の医療に貢献できる看護師になろうと決意しました。
- Q2 : 現在の仕事内容について教えてください。
- 大学病院の回復期リハビリテーション病棟に勤務しています。脳血管疾患や整形疾患の術後に認知機能障害や運動機能障害がある患者さんが、自身の持てる力を活かし、自分らしく社会生活できるように、医師や薬剤師、理学療法士やソーシャルワーカーなど、たくさんの職種の人たちと共にサポートすることが仕事です。
- Q3 : 学生時代に学んだことで、役に立っていることはありますか?
- 大学生の時に保健師課程も選択し、地域実習や離島実習などを通して地域における継続的支援や社会福祉の重要性、生活環境を捉える視点を学ぶことができました。患者さんが自分らしく生活できる場所は「地域」です。そのため、患者さんの退院後の生活を見据える視点や想像力はとても重要。大学で学べることは、知識や技術だけではないと思います。
- Q4 : 看護師のやりがいや、今後の展望を教えてください。
- 患者さんが社会復帰に向けて努力されている姿や、回復していく姿を間近で見ることができ、できることが増えていく様子を一緒に喜べるのは大きな魅力。笑顔で退院していく患者さんを見送るときは寂しさもありますが、とても嬉しくやりがいを感じる瞬間です。今後は大学院に進み、健康寿命の延伸や認知症予防などの研究をしたいと考えています。

保健師
地域に愛着を持ち、
社会課題にアンテナを張り、
人を想える保健師を志してください!
宇検村役場勤務
浅尾 晋也さん
- Q1 : 保健師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
- 高校生の頃に進路を決める際、「将来人と向き合って仕事をしたいのか、機械などのモノに向かって仕事をしたいのか」と考え、看護学を学ぼうと決意しました。学んでいく中で保健師という職種を知り、また大学院時代に奄美大島を訪れた際、島の保健師さんが活き活きとされている様子を見て、「ここで保健師になろう」と思ったことを覚えています。
- Q2 : 現在の仕事内容について教えてください。
- これまで特定健診やがん検診の受診促進、保健指導などを経験してきましたが、現在は社会福祉協議会に派遣されているので、住民のみなさんと協同して福祉活動を推進することが主な業務内容です。ひと言に福祉活動と言っても様々ですが、個人宅の訪問活動、健康づくり教室や介護予防教室の企画・運営など、幅広く行っています。
- Q3 : 学生時代に学んだことで、役に立っていることはありますか?
- 大学時代に看護学専攻で学んだことのすべてが今につながっているのはもちろんですが、私の場合は特に「離島実習」というフィールドワークですね。正直、当初は「何のためにやるのだろう?」と思う部分もありましたが、話を聴くことの大切さに気づくことができました。現在の業務において、住民のニーズを拾うためのアンテナを作ることができたと思います。
- Q4 : 保健師のやりがいや、今後の展望を教えてください。
- 純粋に、住民の方々と一緒に活動することが楽しいですね。例えば介護予防教室の企画をするにしても、多くの住民と話し合いを重ねます。その中で行政側の私たちからは出てこないようなアイデアが出たり、予想外の活動につながったり、発見や驚きの連続です。今後は、そういったローカルの保健医療福祉職ならではのやりがいを、若い人たちにも発信していきたいと考えています。
鹿児島国際大学 看護学部(仮称)は
地域からの大きな期待をうけ
2023年4月新設予定です。
看護師と保健師の資格を
同時に取得可能なカリキュラムを準備し
地域がもとめる「質の高い看護師」を育てます。
わたしたちと一緒に
地域医療のスペシャリストをめざしましょう。
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