センター長挨拶

“学生に満足感・充実感を提供する教育の実現”を目指して

教育開発センター長 佐野正彦

教育開発センター長佐野教授従来から個々の大学教員は、自ら行う授業(講義)の内容・方法について、程度の差はあれ工夫・研究を行ってきました。他方、「最高学府である大学の学生は自主的に勉学に励むことが当然であり、授業内容の理解の度合いはすべて学生の側の努力にかかっている」という意識が大学教員の側に強かったことも事実です。しかし、大学希望者全員入学の時代を迎え、多様な個性と能力を持った学生が理解し満足できる授業を提供することが、大学教育の大きな柱として意識されるようになってきました。

  本学でも、平成17年度より、“教員・学生・事務職員の三位一体の活動”による“学生に満足感・充実感を提供する教育の実現”を目標に掲げて、全教職員・全学生参加による授業改善活動(FD活動)を展開してきています。平成18年度からは、授業改善活動の中心となる学内組織として“教育開発センター”が設置されました。そして、具体的には、全教員による学内授業公開、全教職員による公開授業参観、全教員の授業科目を対象とする受講学生による評価アンケート、授業改善に関する学部別教職員意見交換会、授業改善に関する全学シンポジウム(教職員・学生参加)、学生からの授業に対する要望・苦情受付などを大学全体のプログラムとして、教育開発センターを中心に実施してきています。その結果、学生による授業評価アンケートでは、平成18年度の評価数値は平成17年度の評価数値と比べて総体的に上がってきており、端緒的ではあれ、これらの活動の成果は上がってきていると考えられます。また、これらの活動の内容と成果は、毎年度発行される『FD活動報告書』や年2回発行される『FDニューズレター』にまとめられていますが、その一部は大学広報紙『みなみ風』やこのホームページを通して社会にも公表されています。

  平成19年度は、従来実施してきた教育改善活動の質を高めると同時に、新たに、本学教員が授業改善に利用できるような進んだ具体例の資料集の作成―その手始めとして「授業改善のための資料集(1)・授業環境作り」の作成―と、教室についての施設設備改善についての検証と改善の全学的システムの構築の2つについても取り組んでいくつもりです。

  このホームページを通して、保護者や地域住民・社会人に様々な形で展開している鹿児島国際大学の授業改善活動の状況をお伝えし、その内容を問いたいと思います。