IUK NEWS

2020.12.22

福祉社会学部

教員を目指す学生に被災地から遠隔授業

東日本大震災からまもなく10年が経過しようとしています。鹿児島国際大学児童学科では12月18日、教員を目指す学生ら20人が被災者と遺族をオンラインで繋いで、防災について学ぶ遠隔授業を行いました。

今回お話を伺ったのは、宮城県石巻市で幼稚園の送迎バスに乗車中、津波火災に巻き込まれ、幼い娘を失った佐藤美香さんと、岩手県釜石市の約3,000人の小中学生のほぼ全員が避難し奇跡的に助かった「釜石の軌跡」の際に、中学3年生だった菊池のどかさんのお二人。佐藤さんは地震後に高台にあった幼稚園から沿岸部へ送迎バスが出発してしまったことに触れ、「先生の目の前にいる子どもたちは命そのもの。子どもたちを守ることを一番に考えてほしい」と訴え、菊池さんは小中学校の9年間毎年行われた避難訓練のおかげで地震発生後すぐに避難することができたことに触れ、「災害について正しく理解し助けられる人から助ける人になるために、率先して避難することが大切。命を守るため、防災教育の環境を作ってくれた大人に感謝している」と述べました。

この企画は鹿児島市と児童学科の帖佐尚人准教授が共同で開催したもので、コーディネーターを務めた鹿児島市地域福祉課の山内博之主査は、「学校管理下で突発的な災害が発生した際、いち早く子どもたちの命を守る行動をとるために今日の学びを生かしてほしい」と話しました。