IUK NEWS

2019.12.16

大学院

国際文化研究科第7回公開研究会を開催

表象としての「満州」―夏目漱石、林芙美子、ヴィジュアル・メディア

12月7日(土)、京都大学教授の貴志俊彦先生と東京大学名誉教授小森陽一先生を講師に、本学とも関係が深い中国東北部、旧「満州」をテーマとした公開研究会が開催され、120名の参加がありました。

貴志先生は、朝日新聞の報道写真を扱って、当時のモンゴルイメージがいかにして、どのようなものとして形成されたのかを論じられ、小森先生は夏目漱石の「満韓ところどころ」を中心に、時代的、社会的な文脈の中で、創作に秘められた批判意識を明らかにされました。

この他、大連外国語大学大学院からの交換留学生の高倩倩さんが林芙美子の「満洲」旅行記を論じた発表を行い、最後に発表者を囲んで会場からの質問を中心にディスカッションが行われました。内容的なレベルの高さだけでなく、学生をはじめとする来場者に向けて、今、何を、何のために学ばなければいけないかという、アクチュアルなメッセージが込められた、熱い講演となりました。

参加者からは「新しい世界に興味を持つきっかけになった」「もっと文学と向き合っていきたいという気持ちが強くなった」との感想も聞かれるなど、参加者にとって、大きな刺激を与えた公開研究会となりました。