鹿児島国際大学

英語俳句コンテストで本学学生作品も選出2018/01/30 

第7回瀬戸内・松山国際写真俳句コンテスト(2017年11月30日まで応募)で、世界各国から3571句の英語俳句の応募があり、本学からも7人の学生の作品が選出されました。

国際文化学部のマクマレイ教授は、審査員としてこのコンテストに関わっていますが、「感じたことや思ったことを英語で俳句に表現するのは想像以上に大変だが、学生自身で作った俳句が選ばれ、驚きと嬉しさでいっぱいの表情を浮かべていた」と、さらなる学生の活躍に期待を寄せつつ、今回の結果を嬉しそうに話しています。

一方、選出された学生らは「写真を見て感じたことをそのまま英語にした。想像以上に難しかったが、考えているときは楽しかった。俳句を作る楽しみが国際的に広がってほしい」と口をそろえています。

このコンテストは2月3日の国際俳句写真シンポジウム(会場:愛媛県松山市立子規記念博物館)で俳句大賞入選作品を発表。今年は松岡子規・夏目漱石生誕150周年記念ということもあり、国際俳句交流協会会長の有馬朗人先生、俳人・夏井いつき先生、元EU大統領ヘルマン・ファンロンパイ氏をお迎えする予定です。選出された本学学生の作品は次の通り。

* * *

 ●大学院国際文化研究科修士2年の岩爪望美さんの俳句は、

Shaved ice
for a moment, bliss
connects our minds
 
「この俳句は、かき氷を食べた時の喜びを表現しました。初めての味、食感、そして共にその素敵な瞬間を共有する喜びを伝えたかったのです。今回授業で英語俳句に初めて挑戦し、リズムの良い、美しい響きをいかに出すかという点が難しく感じました。まさか選ばれるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。」と話しています。彼女の俳句はblissが切れ字になっています。彼女は大学院でバーナード・ショーの戯曲の研究をしています。

●大学院国際文化研究科修士1年の内山芳枝さんの俳句は、

flowers all around
fluttering smiling coming
Japanese tourists

「この俳句のイメージは、平和です。カラフルな春の花畑、その一つ一つの花々から柔らかく甘い香りがそよ風に乗って飛び交っています。その香りは地球から宇宙へ幸せを包むがごとくに」と彼女は話しています。そして「この俳句は、ずっと流れているイメージという意味が込められている」そうです。彼女は大学院で、鹿児島弁を研究。最近は新聞や地域のイベントなどで多くの鹿児島弁を扱い、「いま人々が気付き始めたと思います。自分たちの文化を残そうということを。言葉は時代とともに変化していくが、大切にしたい」との思いを研究に反映させたいそうです。

●国際文化学部国際文化学科3年の辻丸智慧さんの俳句は、

In this corner
Of the world
Alone in the hot spring

「この世界で自分は片隅に存在している。周りに誰もいない中で一番端っこに座る。周りに人がいるときはそんなに広いと思ってなかった場所が一人になった途端、なんて広くて自分はちっぽけなんだという意味がある」と解説。「私は授業でこのコンテストの俳句を作った際に、松山と俳句が深い関係にあるということを知った。松山は道後温泉が有名で私自身も温泉が好きです」と話しています。
 
●国際文化学部国際文化学科3年の私(藤崎利紗)の俳句は、

white-tailed horse
takes me to a new world
ever so slowly
 
私は2017年にアメリカに留学して視野が広がったと思っていましたが、同じアメリカの中でもこんなに景色の違うところがあり、まだまだ知らないことは多いのだということ感じ、この俳句を作りました。英語で俳句を作るのは初めてだったのでとても難しいと思っていましたが、感じたことをそのまま書いていくと、自分らしい俳句が作れることを知りました。もっといろいろな世界を見るべきですね。

●国際文化学部国際文化学科2年の細山田夏帆さんの俳句は、

A clock ticks
with the sound of waves
always and forever

この俳句は、「時代とともに様々なことは変化するが、時計の針は波の音とともにいつもいつまでも時を刻み続ける。自然は変わらない」という意味とのこと。写真も彼女が撮影しました。細山田さんはこのコンテストに初参加。「3571句の中から選ばれて嬉しい。この写真は屋久島で撮ったのですが、屋久島は祖母が住んでいて、私にとっても特別な場所。2018年からカナダに留学するので、現地でも写真を撮って俳句を作りたい」と意気込んでいます。

●国際文化学部音楽学科1年の松元万里香さんの俳句は、

Splendid
Mother of all things
Of the earth
 
「世界のもののすべての母は地球で、素晴らしい地球に感謝する。また、私は錦江湾の近くに住んでおり、写真は錦江湾と桜島の写真です。英語で俳句を作る楽しさも味わうことができたので、これからも俳句を楽しみたい」とクラリネットを専攻している彼女は、満面の笑顔を見せました。

●国際文化学部国際文化学科1年の福永光洋さんの俳句は、

hide and seek
are you ready Rin?
day of the sea

「飼っている犬と初めて海に遊びに行った日について書いた。5歳になるパグのリンちゃんの写真。初めての海水も怖がることはなく、元気いっぱいに僕を探して走り回る姿がとてもかわいかった」。この俳句をきっかけに、彼は授業の中で英語俳句を学んでいます。コンテストのテーマは海だったので、7月17日「海の日」に書いたそうです。

* * *

2017年9月、このコンテストに携わる関係者3人が本学を訪れ、学生に俳句の作り方についてアドバイスしていただきました。俳句を学ぶとともに学生のモチベーションを上げる良い機会となりました。これからもこのような機会を設けられるように活動の幅を広げていきたいです。(国際文化学科3年・藤崎利紗)


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