ポイ捨てする学生拾う学生
クリーン作戦
11月秋晴れの土曜日、学友会はクリーン作戦を展開しました。年2回の大掃除ですが、春期は雨が降ってできなかったそうです。作戦の範囲は構内だけではなく、JR坂之上駅前の通りとそこにつながる住宅地の道路も含まれます。
学友会はキャンパスの美化を一つの目標にしています。田村美穂会長をはじめ70人ほどの学生と学生部の職員が学食前の芝生に集まっていました。その日が作戦の日と知っていたのではなく、総合企画室の職員から「学生さんが集まっていますよ」と知らせを受け、作戦の「見学」に出かけた次第です。集まっている学生たちを見て、「参加」することになりました。
わたくしたちが歩いたのは単車置き場の裏にあたる溝と近くの森の中です。猫の死骸を含め、空き缶、ランチボックスなどたいへんな〝収穫〟がありました。ちなみに猫の亡骸は翌週の月曜、総務課の職員と一緒に、小春の明るい山桜の木の下に埋葬しました。
構内の掃除を終えた学生たちの袋は、どれもたばこと空き缶のポイ捨てでいっぱいでした。翌週機会があって数人の先生に、「校内禁煙にしたらどうだろう」と話してみました。健康もさることながら、環境の美しさも大切だからです。喫煙しないあるいは臭いだけでも我慢できないという先生たちの答えは、「学生に注意したが、その場限りで効果がない」「来学者の中にも喫煙者がおられるから、喫煙所を作るべきだ」などなど。
それで思い出したのが構内駐車です。70年代の欧米の大学、80年代の日本の大学は学生の構内駐車、大学近辺の住宅地の路上駐車に悲鳴を上げていました。構内の通路にハンプを作ったり、あるいは近隣の路上駐車は撤去の措置をとったりしていました。
30年経過し、この問題は話題にならなくなりました。車の利用に関するマナーが自然と生まれるようになったからだと思います。
学生たちのポイ捨てを学生たちが年2回掃除する。学友会の活動に敬意を表します。その活動の様子は、ごみの内容・袋の数とともに写真入りで、学友会の掲示板に報告されています。学内のたばこのポイ捨て11袋、学内外のごみ30袋。クリーン作戦の参加サークルは29で66人、あとは一般の学生です。
天文館などアーケード全面禁煙運動が一定の成果をあげたことが報じられています。市の条例および通り会などの「きれいな街づくり」という強いメッセージの発信がシール・看板により行われ、それが成果に結びついていると考えられます。大学も学生たちと連携して、ポイ捨てしないマナーの意義を発信しなければならない、と感じました。
