地域と大学のハーモニー
坂之上の森音楽祭
かすかに秋の気配をおぼえて10月の日曜日、キャンパスで開かれる「坂之上の森音楽祭」に出かけました。出かけたというより、研究室には仕事がたまっており、仕事に倦んだら会場に、という具合です。
もともと「音」や「おどり」のパフォーマンスは好きなので、風の音に誘われることになりました。これで三度目の参加です。プログラムをみると、7回目とあります。ラッキーセブン、7回目をひらくという音楽祭・常任委員と実行委員の方々の感慨を、プログラムの文章に感じました。
この音楽祭はもともとそして今も、坂之上に住み、仕事(事業経営)をしておられる方々が中心になり企画されています。街を「学園のある街」として、文化の景観を自分たちでつくろうと意図されたわけです。
大学にとってこんなにありがたいことはありません。大学も協力することになりました。今年は職員2人が常任委員会に加わり、若手職員が各部局から6、7人、学友会から学生5、6人、住民の方4、5人が実行委員会に参加して、半年前からプログラム、その他実施に必要な事項を組織する作業をしています。
当日はさらに地元の方や職員、学生が加わり、総勢100人ほどのチームがこの音楽祭を運営していると聞きました。
大学改革検討委員会(学長の諮問委員会)は10月上旬から「キャンパスを快適な空間にする」を課題に、協議を始めました。
いままでは学内外のボランティア(わたくしもそのひとりです)を中心に、この課題を考えてきました。自然の中にある2カ所の「森のカフェ」、図書館4階にあるカフェは、ボランティア活動のひとつの実りです。いずれも予想以上の成功でした。
検討課題の目玉は、坂之上の「森」そのものを活かすということです。歩いてみるとすぐわかりますが、かなり複雑な地形をしています。複雑な地形が坂之上の森の特徴といってもよいでしょう。この特徴を活かして、四季の草花が咲き、散策や読書や語らいに快適な空間にする。学生委員も2人参加してこの課題に取り組みます。
坂之上の森音楽祭を訪ねた方たちのアンケート(第1回から6回)を読みました。「坂之上の発展が音とともに広がっていく」「大学のそばに住んでいてよかった」「久保教授の解説がよかった」「芸術の秋を堪能した」などなど。交通手段は自転車・徒歩が32%という数字も出ています。
改革検討委員会の協議は、大学と地域のこの連携をさらに深めるのに役立つものと期待しているところです。
