日常抜け出し、新たな体験

6000ccに点火:No.41(2007/9)

学生たちの夏

9月も半ばを過ぎると、学生たちがキャンパスに帰ってきます。小・中学生でなくても、夏の長い休みの終わりには、相応に日焼けして姿を現します。わたくしの学生時代もそうでした。

帰省して旧友たちと遊んだり、知らない地を乏しい予算で旅をしたり、あるいは夏に読むべき数冊の書物を選び、暑さと格闘しながら考え込む(途中であきらめることもありましたが)。夏休みは、今も昔も、日常の時間と空間を抜け出て、思い思いの時間と空間で新しい体験・発見をする機会になります。

国際文化学部の学生8人はティムソン・デイビッド先生、小林潤司先生の指導と引率で、ワシントン大学の英語研修に出かけました。8月中旬から3週間の研修を終え、9月11日に帰国しています。まだ学生たちと会う機会はありませんが、初めての外国生活です、心に残る旅の印象をかみしめていることでしょう。

引率する先生は研修期間だけではなく、事前の準備、オリエンテーションなど、仕事が多くてたいへんですが、学生たちの感動に励まされて、また今年もとがんばっておられる様子がうかがえます。

学生も先生も今年が初めての体験という夏もありました。ひとつは鹿児島県の離島振興協議会の新しい企画「アイランドキャンパス事業」に応募し、三島村の黒島を旅した学生たちです。

松原武実先生(音楽科)、奥平敦也先生(地域創生学科)、堀田哲一郎先生(社会福祉学科)に引率され、大学院生5人(うち留学生2人)を含む12人の学生たちが参加しています。松原先生の報告によれば、船に乗るのも初めて、錦江湾を出るのも初めてという学生も多く参加したそうです(IUKフィールドゼミ2007 No.3、4)。

離島とはいえ県内の調査・研修ですから、米国で研修するのとは違います。しかし学生たちが、「出発前」の心構えと「研修後」の感想をつづった文章を読むと、彼らもまた日常の時間・空間の感覚を揺さぶられて、帰ってきたことがわかります。

地域創生学科の2年生16人は康上賢淑先生、富澤拓志先生の引率で、南京や上海の企業と大学を訪ね、2週間のインターンシップに参加しています。このインターンシップは地域創生学科の初めての試みです。来年もタイ、韓国などで研修を行う計画と聞いています。

復旦大学、南京大学、南京農業大学などで意見交換した学生たちは、中国の学生が卒業後の目的を明確に持って勉強していることに驚いていたそうです。

夏の残影をそれぞれのこころに、こうして秋学期が始まります。

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