地域を創る人々から得る英気
新学科の目玉
来年から「地域創生学科」(経済学部)を開設します。新学科のねらいとそれを実現するカリキュラムの内容については、これまでの「みなみ風」で紹介されています。新学科に参加する先生たちは、来年の開講に備え、すでに6月から運営の細部について協議を始めています。また新学科の構想が新聞などで関心を呼んでいることを知って、うれしく思っています。
今回は、新学科開講科目の目玉のひとつである「地域創生」について、説明をします。新学科のねらいを理解していただく助けになると考えるからです。
「地域創生」の2年分の授業計画を作っているところです。この講義は2年間に20人の講師を招き、ひとり3回ずつ講義を担当するオムニバス講義です。
20人の講師は、モノつくり、商業、森、農業、漁業、地域(町・村・集落)の経営、観光などの分野で、新しい事業モデルを考案して、努力している一線の方々です。
これらの方々に
- 仕事内容の説明
- 仕事を始めたときの動機と周りの状況の分析
- 現在直面している困難とそれを解決するための技術・システム・組織の模索
- 現在までの成果と将来の展望5、地域の特性に関する観察
- 大学生のときに体得しなければならないこと、
などについて講義をしていただきます。創る喜びと苦渋にみちた、「生きた科学」が展開されるものと期待しています。
この科目は新入生のときから聴講します。わたくしも出席するつもりでいますし、また新学科の先生たちも、新学科の運営に必要な「知」をそこから学ぶことが出来ます。
2年間にわたるオムニバス講義―中間と終わりにシンポジウムを開き大討論があってもいい内容です。それにこれだけの内容ですから、2年間、市民の皆さんにも公開するつもりでいます。
実は7月下旬からこれらの方々を訪ねて、意見を交換する旅を始めています。そのたびに新しい試みに挑んだ人々との深い識見と意欲に、感銘を受けています。またこのオムニバス講義の意義に積極的にこたえてくださるので、夏の暑さを忘れているときがあります。
秋口には、この旅で啓発を受けた論点を書き付けた、汗でよれよれの大学ノートが手元に残るはずです。そしてこのノートは新学科の構想を展開するさいの貴重な手引きになることでしょう。
