太田ゼミ 熊本城に研修旅行
歴史が果たす役割考える
人間文化学科3年・堂後沙弥香
国際文化学部太田ゼミでは11月1日、ゼミ活動の一環として熊本城を訪れた=写真。 当日は以前のゼミ旅行と同様、前日とは一転して雨になり、「この中に雨男・雨女がいるのでは」と冗談を言いながら出発した。
加藤清正の築いた熊本城は、敵の城内侵入を妨げるため進入路を石垣で何度も屈曲させるつくりで、さらに奥行きの違う石段ばかりだったので皆苦戦しながら進んだ。さすがはかつて西南戦争の折に薩摩軍の攻城戦に耐えた城であり、西郷隆盛に「清正に負けた」と言わしめた不落の名城を体感することができた。やっとたどり着いた本丸に雄大にそびえ立つ天守は、まさに圧巻だった。
復元された本丸御殿では純金製の障壁画や天井画の美しさに魅了され、西南戦争で焼け残った国の重要文化財の宇土櫓では当時のまま残る周到な防御の仕掛けに驚いた。要所で太田先生の解説を聞いて熊本城の歴史と加藤清正の偉大さを学ぶこともでき、城内の売店で名物のいきなり団子を皆でほお張りながら充実した旅行だったと感じた。
「歴史」は決して過去の産物ではない。私たちはゼミで様々な「モノ」にある歴史が現在果たしている役割、与える影響といったつながりを考えることが大切だと学んでいる。熊本城で感じたことは、3年生がこれから卒業論文の研究を始めていくうえで良い刺激となったに違いない。
